中国共産党の犯罪 四

法輪功学習者に対する残虐行為

 

■中国最大のタブー
 最近は大手マスコミで法輪功に関する報道をほとんど見かけなくなった。一方でインターネットや雑誌では法輪功や大紀元時報を取り上げる機会は増えている。当サイトの「中国のタブー度」でも指摘しているように、法輪功問題は現在中国最大のタブーである。大手マスコミは毒入り食品問題は積極的に取り上げるが、法輪功問題となると中国政府からの圧力を恐れて完全に縮み上がっている。マスコミとしての責務を完全に放棄しているのである。

■中国でも公認されていた法輪功
 法輪功が公に活動するようになったのは1992年5月から、李洪志が中国吉林省で最初の講法を行ったのがきっかけである。92年12月に法輪功は東方健康博覧会に参加、93年12月にも東方博覧会に参加し、このときは博覧会の最高奨を受賞している。当初は中国政府にもその健康効果が認められ、瞬く間に中国じゅうに広まり、学習者の数は1999年までに中国全土で7千万人、全世界で1億人にまで広がったという。7千万人というと超巨大組織のように思えるが、そもそも法輪功は明確な組織体系を持っておらず(全くないとは言い切れないだろうが)、入会手続きも会費の支払いも不要、ただ単に定期的に公園や広場で行われている修練場所に参加するだけである。中国の中高年層では気孔は普通に行われていることであり、中国で7千万人が参加したといってもそれほど異常というわけでもない。

■江沢民が激怒
 初めて法輪功に対する批判的言論が行われたのは1996年6月の光明日報である。だがその当時はメディアで時々批判的言論が取り上げられる程度で、依然として学習者の数は増え続けていった。本格的な弾圧が始まるのは99年からである。1999年4月11日に天津教育学院が発行する『青少年博覧』誌が法輪功のことを「学習者は精神病をきたす」「義和団のような亡国団体」と批判、これに対し18日から24日にかけて法輪功学習者は天津教育学院前で抗議行動を行い、該当する記事の削除を求めた。24日、天津市公安局は45人の法輪功学習者を逮捕した。
 そして4月25日、法輪功学習者1万人が天安門広場に集結し、中央政府に対し不当な弾圧をやめるよう平和的な抗議行動を起こしたのであった。時の首相朱容基は法輪功学習者の訴えに理解を示し、今後の法輪功の活動も認める方針であったという。だが共産党員を上回る7千万人に広まっていた法輪功にかねてから脅威と嫉妬を感じていた江沢民は1万人の抗議行動に激怒、法輪功を徹底的に弾圧する命令を下した。

■本格的な弾圧が始まる
 1999年6月10日、法輪功を弾圧する専門機関610オフィスが設立された。中国のいかなる法律、憲法をも凌駕する特務機関である。
7月19日に中国全土で法輪功禁止令が公布、中国共産党は法輪功を「邪教(日本語で言うカルト宗教)」に指定した。中国メディアは一斉に法輪功の危険性をでっち上げるでたらめな報道を連日繰り返すようになった。中国共産党得意のメディアを総動員する戦術で、1994年以降の反日教育もメディアを総動員して人民に反日感情を徹底的に植え付ける戦術が取られている。
 さらに合法的に出版された数百万冊の法輪功関連書籍やビデオテープが没収され、焼却処分された。全国各地で法輪功学習者が摘発され、監禁、拷問を受けた。弾圧が始まってから1年以内に10万人の法輪功学習者が中国共産党による人権侵害の餌食になったのである。

■迫害、拷問の実態
 中国当局に拘束された法輪功学習者には、とても21世紀の文明社会とは思えないような残虐な拷問が待ち構えている。
吉林省出身の女性Lさんは収容所で目撃した、そして自らが経験した拷問を生々しく語っている。学習者の潘剛さんは看守によって棍棒で足殴られ、楊立東さんは棍棒で頭を殴られ大量出血してしまった。ハンストをしている趙西順さんと潘剛さんに対し、看守は棍棒で彼らの前歯を叩き折った。肖錦春さんは電撃棒で電撃拷問を受け、死亡した。Lさんがいた収容所ではほかにも鉄の鞭で打つ、靴で顔をめちゃくちゃに蹴るなどなどの拷問が行われていた。薛保平さんは数人の看守によって体を固定され、電気棒を直腸に差し込むという拷問を1時間にわたって受けた。Lさん自身も電気棒によって繰り返し拷問を受け、消化器官が麻痺しまともに食事もできない状態となった。幸いLさんは労働強制所から釈放され、健康状態も幾分回復したため、自らの拷問経験を語ることが可能となった。
2001年12月、山東省で法輪功真相の資料を配っていた孫秀彩さんが、警察に拘束され、そこでゴム棒で滅茶苦茶に殴られ、さらに拘留所に送られてリンチを加えられ、危篤状態に陥った。やむなく釈放されたものの、2002年1月上旬に孫秀彩さんは自宅でこの世を去った。
 河北省では2001年11月、宋興国氏が警察により自宅から強制連行され、石家庄留置所へ送られ監禁された。入所してからというもの、迫害に対し絶食することで抗議を行った。監禁され丸一年が経過し、非常に衰弱していたにもかかわらず、石家庄留置所は彼をさらに自宅から遠く離れた邯鄲労働矯正所へ移送した。宋氏が息も絶え絶えとなった時に、邯鄲市労働矯正所の警官は、構うことなく乱暴に口や鼻から、食物を強引に詰め込み虐待した。その11日後に宋氏は死亡した。邯鄲市労働矯正所は、監禁している法輪功学習者に対し凄まじい拷問を行っている。例えば、針を爪と指の間に差し込む、棍棒で殴打する、寒い雪の中に立たせる、更に学習者の片足を切断する事さえもある。56歳の法輪功学習者任盂軍氏は、邯鄲市労働矯正所で8ヶ月もの間酷刑による虐待を受け、両耳は聞こえなくなり、尻及び両腿は鬱血して黒紫色を呈し、内臓は酷く傷つけられ、血尿と血便が出るようになり、2001年10月29日に死亡した。
 瀋陽市魯迅美術大学に勤務していた高蓉蓉さんは2003年7月に竜山強制労働収容所に送り込まれ、収容所で看守に殴打されるなどの虐待を受けていた。2004年5月7日高蓉蓉さんは、7時間に亘ってスタンガンで拷問を受けた。彼女は顔、頭、眼に火傷を負わされ、顔が腫れ形も変わった。彼女の顔は水泡に覆われ、髪の毛も膿と血にまみれた。高さんは、この拷問から脱出したい一心で、二階の事務室の窓から飛び下り、結局骨盤、もも、足を骨折した。彼女がこの傷害で入院したことで、彼女の顔、首、体にある傷の写真を入手できたのである。

拘束される前の高蓉蓉さん スタンガンで拷問された高蓉蓉さんの顔

 黒竜江省出身の徐紅梅さん(左)と沈子力さんは、2007年1月13日に不当に逮捕された。二人は警察によって一週間にわたる残酷な殴打及び拷問の後、体が震えて血を吐き、痛みながら死亡した。徐さんは午後4時30分、沈さんは午後8時50分に死亡し。この二人の女性の体には強打の跡や打撲傷で全身が覆われていた。
徐さんは五日間の虐待の間、両手にかけられた手錠だけで空中に吊り上げられていた。時には彼女の腕を背中に回した後で手錠をかけ、そのまま吊り上げるということもあり、彼女は極度な苦痛を受けた。徐さんは一時、体を大の字形にされて金属かごに閉じ込められていたという。徐さんが苦痛によって意識不明になると、警察は彼女を冷水に浸し、拷問を続けていた。
同じ施設に監禁されていた沈さんは、椅子に縛られて粘着テープで固定されていたという。警察はあるとき、沈さんが意識不明になるまで彼女の頭を繰り返して壁にぶつけて、彼女の意識が戻った後、また拷問を続けた。
 ここで紹介した拷問はほんの1例であり、2001年から現在に至るまで少なく見積もって3000人以上の法輪功学習者が中国共産党の迫害により死亡している。

■生体臓器摘出
 2006年に入って新たな事実も判明した。臓器移植大国である中国で、死刑判決を受けた受刑者から臓器移植が行われていることは以前から指摘されていた。だがなんと拘束された法輪功学習者の臓器も移植用に利用されているのである。しかもなるべく「フレッシュな」臓器を提供するために、生きたまま臓器を摘出するという、聞いただけで背中が凍るような残虐行為が行われているのである。臓器摘出は2001年頃から始まったという。
生体臓器摘出問題は、2007年2月にカナダの独立調査団がカナダ議会で、生きた法輪功学習者を狙った臓器狩りが行われ、売買されている犯罪が中国に現存していることを立証したことを報告しているし、2007年国連報告書でも、国連人権委員会拷問問題の特別調査官マンフレッド・ノーワック氏の最新報告内容によって記されており、極めて信憑性が高い。

■中国以外では普通に活動している法輪功
 中国共産党は法輪功を危険極まりない邪教として宣伝している。だとすれば法輪功は諸外国でも監視され、規制されるはずである。ところが法輪功は世界80カ国でごく普通に活動している。香港でも、韓国でも、台湾でも、シンガポール、タイ、アメリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカなど世界中至るところで、気孔の修練を行い、大紀元時報や新唐人テレビなどのマスメディアを運営し、残虐な中国共産党からの脱党及び中国の民主化を促進する運動を行っている。日本でも全国約50箇所で修練を行い、ほぼ毎月全国のどこかで中国共産党脱党応援パレードを行っているし、東京都ではNPO法人(非営利団体)として認定されている。法輪功の活動はどこの国でも合法的であり非暴力で平和的である。危険極まりないカルト宗教は間違いなく中国共産党のほうである。
 まるで中世のような残酷極まりない拷問は、我々が生きている21世紀の現在、わが国のすぐ隣で行われている。日本と中国は経済的にも文化的にも関係は非常に深い。日本人には日中関係や中国の人権問題に関心を持つ人も多いはずである。ならばこそ、中国共産党が現実に行っている中国人に対する身の毛もよだつような人権侵害を厳しく糾弾すべきである。これができない人には日中友好を語る資格は全くないと断言してよい。

法輪功への迫害の実態は以下のページに詳しいです。

法輪大法情報センター

拷問を受けた被害者の写真 (衝撃的な写真が多数ありますので自己責任でご覧ください)

 

 

 




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