中国が絶対崩壊すると断言できる7つの理由 〜 序論

 


 気づいている者は気づいているし、気づかないものは気づかない。または気づいているにも関わらずあえて目をそらし、今現在目の前に横たわっている夢の世界に酔いしれようとしているものも少なくない。実際のところ、すでに留まることなく確実に突き進むその動きに対して、敢然と抵抗するか、どうしても認めたがらない人があまりにも多いような気がしてならない。かつて「王道楽土」を夢見た満州国は、結局一夜の夢として消え去った。今、多くの人々は同じような夢に酔いしれ、実際には存在し得ない理想郷の到来を待ち望んでいる。
 我々は来るべきその災難に備えて準備をしなければならない。我々がその災難から完全に無傷でいることは不可能かもしれないが、少しでもその被害を最小限に抑えなければならない。その来るべき災難は、日々確実に近づいており、もはや後戻りすることはあり得ない。
 回復する見込みのない末期癌患者を想像してほしい。生命維持装置や抗がん剤によって無理やり延命させながら、患者は拷問に等しい肉体的苦痛に耐え続けなければならない。だがその延命治療をやめることは、周囲の人々が耐えられない。「死」という現実が受け入れられず、もはや宗教的信仰によってのみ患者の回復を望んでいるに過ぎない。
 これから私は、末期癌に冒されながらも延命治療を受け続けている中華人民共和国の状況について記すつもりである。ある者にとっては、ここから先を読み続けることは苦痛であるかもしれないし、ある者にとっては希望をもたらすかもしれない。しかし、現実から目をそむけることは問題を深刻にするだけであり、我々がなすべきことは現実に眼を向けたうえで、その対応策を考えることである。すでに停めようにも術もないその動きに対して、我々はむしろさらに早く進めるよう努力すべきである。あらゆるものを失う悲劇を我々は恐れてはならない。失いたくない人ははじめから持たないことである。
 この論説は、ただ単に人々に絶望をもたらすことのみが目的ではなく、その先に再び光をもたらすことが本当の目的である。

 





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