中国が絶対崩壊すると断言できる7つの理由F〜妄想に酔いしれている政府、マスコミ、人民

中国が言論、報道の自由がない封建独裁国家であることは誰もが認める事実である。自由がないことの弊害はあらゆる分野に及んでこの国を蝕んでいる。もちろんどんな国でもそれぞれ深刻な問題を抱えている。日本だって少子高齢化、膨大な財政赤字、年金問題、不良債権などなど様々な問題がある。ただし、日本と中国ではその対応策が大きく異なっている。日本ではあらゆる問題がマスコミで取り上げられその対応策が議論されている。だから安心と言うわけではないが、少なくとも危機感を持っている。
 中国の場合、日本よりもはるかに深刻な問題を多数抱えているにも関わらず、大手メディアで取り上げられることはほとんどない。近年の中国マスコミは確かに深刻な社会問題も取り上げている。しかしそれらは所詮共産党独裁政権維持に支障のないものばかりである。
 中国経済は失業問題、財政難、不良債権、などなど絶望的な状態だが、そういった問題は(失業問題以外は)一部の専門家しか読まないような雑誌で取り上げられるのみで、テレビ、新聞、インターネットではほとんど扱われない。したがって中国人のほとんどはただいま中国経済は絶好調で、将来必ずや日本やアメリカを超える経済大国になると、まるで新興宗教の信者のように信じている。将来に明るい希望を持つこと自体は悪いことではない。しかし目前に迫っている危機的状況を全く無視してただ将来は明るいと信じているのだから救いようがない。
 文化大革命は多くの中国人の脳裏に深く焼きついているが、現在、かつて地獄の十年が存在したこと自体は否定しようもないが、そのことについてなるべく最小限にしかメディアで伝えようとしないので、若い世代は文革について、漠然としたイメージしかない。中国では79年のベトナム侵略戦争も、89年の天安門虐殺事件も、法輪功に対する残虐行為も徹底的に隠蔽されているので、今自分たちがいかに残虐な殺人集団に支配されているかについて鈍感になりつつある。
 中国共産党がいかに内外に敵を抱えているかも中国メディアでは徹底的に隠されている。99年に江沢民がヨーロッパを訪問したとき、各地で人権団体が激しいデモを行ったことなど中国人は誰も知らないであろう。台湾の独立派の人物についてはマスコミでも取り上げられるが、例えば李登輝氏については台湾を国民党独裁から民主国家へと導いたことなど全く無視され、「国家分裂主義者」として極悪人扱いされている。また、法輪功は日本で言うオウムのような邪教(カルト宗教)として徹底的に批判されている。とにかく共産党のやり方は存在しない物語をでっちあげて、相手を徹底的な極悪人とすることである。
 中国共産党が腐敗まみれであることは多くの中国人の知るところである。しかし実際に摘発され処罰される人物とは権力闘争に敗れた人物に過ぎない。江沢民や胡錦濤の犯罪を糾弾しないことには中国の不正腐敗体質は永遠に改善されないことであろう。
 世界最悪の環境問題も、一人っ子政策の弊害による六千万人の黒核子の問題も、著作権や知的所有権無視による弊害も、資源枯渇問題もマスコミは取り上げない。農村の貧困問題についても同様だ。中国人は農村が貧しいことぐらいは理解している。しかし格差がどれほど深刻であるかなど理解していないし、そもそも自分さえ良ければいいと思っている人が大半なので関心を持たない。連日のように全国各地で起きている暴動も徹底的に隠されている。中国共産党がいかに世界中を敵に回しているかなどは知らされず、驚くべきことに中国人の多くは中国は平和国家などという根拠のない幻想を抱いている。
 マスコミとは、本来ならば国家、社会を良い方向に導く使命があるはずである。しかし報道の自由がない共産党独裁体制下ではそれは不可能である。せいぜい毒入り食品問題を取り上げる程度で、不良債権問題も、黒核子も人民には知らされない。そうして誰も危機感を持たないまま、問題は日々着実に悪化している。
 中国共産党がやっていることといえば、外資を無理やり導入して経済を発展させ、都市部に空き室だらけの高層ビルを建ててさも発展しているように見せ、ロケットを打ち上げたりオリンピックを開催して国家の威信を世界に知らしめる。中国共産党にとって本当の意味での国家の繁栄や人民の幸福などは二の次である。江沢民は安定を強調したことがあるが、ここでいう安定とは、反対する勢力を残酷な手法で弾圧し、問題が表面化することを徹底的に覆い隠すだけであって、本当の意味での安定には程遠い。
 国家全体が崩壊に向っていく中で、政府やメディアは偽りの「繁栄」を謳歌し、ばら色の未来を吹聴する。共産党は完全に優先順位を間違っており、深刻な問題を放置し、国家の発展にとって不必要なことばかりしている。マスコミは偽りの情報や表面的な情報ばかりを流し、人民は洗脳され、日々1日状況は悪くなっているにも関わらず、日々1日状況は良くなっているはずだと思い込んでいる。
 中国社会が完全な麻痺状態であることはすでに述べたとおりだが、今のところ中国共産党はなんとかその政権を維持している。しかしそろそろ限界が迫っていると言えよう。人民の生活は25年前と比べれば確かに改善された。だが現在、もはや人民の生活水準の向上は頭打ちとなっている。地方で連日発生する暴動はもはやマスコミが覆い隠したところで口コミによって広まっていくことであろう。環境問題も経済問題も共産党の残虐行為も、そろそろ隠し続けるのは限界に来ているはずだ。
 確実にその日は迫っている。もはや誰にも止めることなどできはしない。中国共産党は自力更生能力を完全に失い、空前の灯火である。我々は物理的にも精神的にも準備が必要だ。中国人が描いた理想の世界などそもそも存在せず、一夜の夢に過ぎなかったのだ。今我々はその夢から目覚めようとしている。

 

     

 




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!