緊急討論会「チベット虐殺から中国共産党と08年五輪を見る」
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3月29日、大紀元時報と新唐人テレビの主催で、「チベット虐殺から中国共産党と08年五輪を見る」と題する緊急討論会が東京と豊島区の駒込地域文化創造館で開催された。 討論会ではまず最初にウイグル人権活動家のイリハム・マハムティ氏が演説を行った。今回チベットでの弾圧が世界的なニュースになったが、東トルキスタンでも1997年にウイグル人たちが平和的なデモ行進を行い、それに対し中共軍が無差別発砲をおこなって215名が虐殺され、3600人が拘束された。だが当時のウイグル人の間ではビデオカメラを所持している人はほとんどおらず、事件が世界に知れ渡ることはなかった。中国共産党のウイグル人弾圧は現在でも続いており、15歳から25歳の若い女性を中国内地に強制移住させていること、移住を拒否すれば本人や両親反逆者のレッテルをはられ、就職や出世が難しくなること、西暦2000年に大学でのウイグル語の授業は全面的に禁止させられ、優秀なウイグル人の教授の多くが失業に追い込まれたことなど、様々な事例を述べた。 続いて、民主中国陣線の林飛氏、大学院で国際法を研究している李軍氏、CIPFG(法輪功迫害真相調査連盟)の牧聡士氏が演説を行った。 最後にCIPFGアジア調査団副団長の安東幹氏が演説を行った。安東氏は、中国共産党によるチベット弾圧や、法輪功学習者に対する生体臓器摘出などを厳しく糾弾。また、今全世界で行われているグローバル人権聖火リレーや中国の人権侵害停止を求める世界100万人署名運動について説明した。 討論会には約40名が参加。私が2005年に同じ場所で行われた討論会に参加したときは参加者は20名ほどであったことを考えると、やはりチベット問題や北京オリンピックボイコット運動の高まりなどにより、中国の人権問題に対する世間の関心が高まっていることを窺わせる。
CIPFG(法輪功迫害真相調査連盟)アジア調査団副団長の安東幹氏
会場の様子
この日の討論会について詳しくは透水さんのブログ「桃源郷」をご覧ください。
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