中国国内におけるインターネットの規制状況

 

 時代遅れの共産党封建独裁が続く中国には当然ながら言論の自由は存在しない。そんなことは中国人でも十分承知している。しかし承知しているとは言っても、その実態を把握している中国人はほとんどいないだろう。把握できるのは実際に検閲に携わる当事者ぐらいではないのか。
 中国ではインターネットでさえも様々な規制を受けていることは内外に知られている事実である。だが中国人はなかなかその実態を知りえない。まず、そもそも一般の中国人はいかなる言論が規制の対象となるかさえもあまりわかっていない。中国人の多くはチベット問題も天安門事件も知らないし、法輪巧は悪質な邪教と誤解しているし、政府を批判できないというよりも、政府を批判しようというところまで思考回路が発達していない。幼いときから中国共産党というカルト宗教に洗脳されてしまうと、脳の一部分が麻痺してしまうのであろう。チベット問題について調べてみようと思ったら、そのサイトがアク禁でみれなかったという経験は中国在住の外国人ならばよくあるかもしれないが、中国人にとっては調べてみようという知識も発想も存在しないのだからどうしようもない。
 中国共産党政権は30万人のインターネット警察を動員し、24時間体制でインターネットを監視している。それだけの人員がいるのであれば、頻発する汚職や毒入り食品などの数え切れない犯罪を取り締まってもらいたいものだが、中国共産党にとって重要なことは人民の幸福ではなくて独裁政権の維持であるのだからしょうがない。
 インターネット警察は内外の共産党政権にとって都合の悪いサイトを探してはアク禁にし、国内のサイトや掲示板で都合の悪い発言があれば即刻削除するか、ひどい場合には発言者を逮捕してしまう。今の中国の都市部では大衆娯楽が先進国並みに発達してきたため、中国も十分開放的な社会になったと誤解している中国人、外国人があまりにも多いが、無知、無理解も甚だしいものだ。基本的に政治、言論に関して中国には自由は存在しない。たまに政治討論番組で政府を批判している学者やコメンテーターもいるがあれらも全て管理されたものだ。かつてスターリンは、自らの名声を高めるためにわざとソ連国内に溢れている自分の銅像や肖像画を撤去させたことがあったが、それと同じで、中国の「解放」ぶりをアピールするためにわざとテレビで政府を批判させているだけにすぎないのである。
 さてさて今回は、実際に中国国内においてどのようなサイトが規制対象となっているのか、主に日本語サイトに的を絞って検証してみることとしよう。中国共産党にとって都合の悪い内容を扱ったサイトが、中国国内からアクセスできるかどうかをテーマごとに分けて調査した。調査方法はいとも簡単。中国国内からそのサイトにアクセスして閲覧できるかどうか確認するというもの。結果については以下の記号で3分類する。

○ 問題なく閲覧できる
× 普通にアクセスしても閲覧できないが、プロキシを通せば閲覧可能
×× プロキシを通しても閲覧不可

ではテーマごとに分けて結果報告させていただこう。

台湾関連
日本李登輝友の会
在日台湾同郷会
日本人台湾独立促進会
むじな@台湾よろずブログ
美麗の心
メールマガジン「台湾の声」
× 台湾正名運動
× 台湾独立建国連盟
 台湾独立関連のサイトは概ねアクセスできる状況にある。台湾独立建国連盟のサイトがアク禁となっているのはサーバーが台湾となっているため(これについては後述)。台湾正名運動のサイトはどうやらサイトそのものよりも、それを扱っているインフォシークのサーバー全体に規制がかかっていると見ていい。ちなみにメルマガの「台湾の声」については、以前私は中国在住中に台湾の声購読を開始したところ、Outlook Expressを使ってのメール送受信が不可能となった。プロバイダーを変えたら再び送受信可能となったという経験がある。


チベット問題
××ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
××チベットサポートネットワークジャパン
××チベットサポートグループKIKU
××ルンタ・プロジェクト


法輪巧関連
××法輪大法in日本
××正義良知
××明慧ネット
××法輪大法情報センター
法輪巧関連もことごとくアク禁。

 

その他
大紀元時報
 大紀元が閲覧可能なのはやや意外である。将来的にはアク禁となる可能性も十分あるだろう。九評共産党も閲覧可能だが一部見れないページもあった。ただしこれは日本語版であって、中国語版の大紀元は××である。
靖国神社
 靖国神社の場合、アク禁どころかむしろ中国側からのハッキングやウィルス攻撃を受けている。
南京大虐殺はウソだ!
尖閣諸島問題
打倒中国共産党
 私が作ったサイトもまだ知名度が低いためか問題なし。今後はどうなるかはわからないが。
○2チャンネル中国版
 2チャンネルが中国から見れないという噂がたびたびあるが嘘っぱちである。ただし投稿できない場合とできる場合がある。これについて事情はわからないのだが、同じ場所にいても一定期間書き込みできなかったりできたりするのが不可解である。


このようにチベットと法輪巧は中国政府にとってよほど敏感な問題なようで、プロキシを通しても徹底的に規制されている状況にある。また中国ではgeocitiesのサーバーを使ったサイトが内容に関係なくアクセスできないことも有名。チベット関連のサイトでgeocitiesを用いているものが多いのでまとめて規制されたのかもしれない。

今回は概ね日本人向けに日本語で書かれたサイトのみを対象とした。それにしても不可解なことは、中国では台湾にサーバーを置いたサイトは内容に関係なくほとんど全てアクセス不可になっているということ。例え政治に関係なくても旅行情報だろうが娯楽情報だろうが教育でも恋愛関係でもとにかく不可。徹底的に規制されている。中国政府は「台湾は中国の一部分」などとほざいていながら結局中国のほうから台湾を拒絶しているのである。
中国共産党へ申し上げたい。
台湾が中国の一部分と主張したいのであれば、台湾のサイトを無条件で開放しろ!!!それができないということは台湾は中国ではないのだよ。わかったか、封建独裁組織共産党の奴隷ども!!!!


おまけ
おすすめサイト
日本支那派遣艦隊室

 

 




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