4.9反中デモ参加レポート

 
 2005年4月、中国各地で反日暴動の嵐が吹き荒れた。日本大使館や領事館を襲撃し、日本料理店や日本車や日系スーパーを破壊した。暴徒を取り囲む数千から数万の大群衆は破壊行為に拍手喝采をおくり、公安は見ているだけで破壊行為を一切制止せず、まるで一緒に楽しんでいるかのようであった。
 あれから一年、つい最近中国政府は反日暴動が起きた責任を小泉総理の靖国参拝に押し付けるようなコメントを発表し、日本国と日本国民を愚弄している。
http://www.people.ne.jp/2006/04/05/jp20060405_58742.html
http://www.people.ne.jp/2006/04/05/jp20060405_58741.html (いずれも人民日報)
 しかし日本政府・政治家の媚中売国外交は相変わらずだし、マスコミも主にテレビは中国との「友好」のために首相の靖国参拝を非難するばかりである。我々日本国民はどうするべきなのか。このまま日本が大中華帝国に侵蝕されていくのを指をくわえて見ているわけにはいかない。中国の対日敵対政策はあまりにも多岐にわたるのでいちいちここで述べないが、次から次へと行われる中国共産党暴虐独裁政権の悪徳行為に対し、自由と平和を愛し、正義感の強い日本国民は断固としてNOを突きつけなければならない。

出陣式が始まる前の大久保公園。

 

様々な旗がなびいています。

日章旗とチベット国旗

打倒中国共産党!


 そして今年の4月9日、チャンネル桜草莽会、国民新聞社、維新政党・新風、自由チベット協議会、歴史基本講座研究会、外国人参政権に反対する会、千葉建国塾、百人の会、日本再生ネットワーク、在日台湾同郷会、台湾の声、台湾団結連盟、などなど日本国内のあらゆる勢力が結集して東京新宿で4.9反中国デモが開催され、私も参加してきた。
 1時15分頃新宿大久保公園に到着すると、すでに100人以上の人が集まっており、日章旗のほか、台湾旗、チベットの国旗、「打倒中国共産党」「守れ尖閣諸島」「日中国交断交」「台湾建国を支持せよ」など様々なスローガンが書かれた旗やプラカードで溢れかえっていた。
 午後1時30分から集会が始まり、永山英樹台湾研究フォーラム会長の司会のもと、国民新聞社代表の西村修平氏、「台湾の声」編集長の林建良氏、黄文雄氏などが演説を行った。黄文雄氏は、中国があらゆる歴史を嘘で塗り固め、それを日本にも押し付け、日本の政治家、マスコミ、教育界がそれを受けているにも関わらず、多くの日本人が嘘に騙されずに中国に毅然とした態度を示していることを挙げて、日本の強さを指摘し、我々を勇気付けてくれた。さらに黄文雄氏は、中国とは嘘で塗り固められた、本当は貧弱な国家であり、嘘がばれてしまえば中国共産党政権などたちまち崩壊してしまうと指摘した。

演説する林建良氏。隣にいるのは永山英樹氏。

黄文雄氏

さあ、いよいよ出陣!

大久保公園を出発。


 午後2時、約200人のデモ隊が大久保公園を出発。まずは職安どおりを行進した。マイクを持った永山英樹氏が力強い声で「尖閣諸島を守れ!」「東シナ海の主権を守れ!」「シナ中国政府は日本に謝罪しろ!」「台湾は中国じゃない!」「チベットは中国じゃない!」「シナ人は日本の法律を守れ!」と叫んでいた。その後デモ隊は明治通り、甲州街道を行進。大紀元の中共脱党デモや、先月行われたチベット独立デモと同じコースだ。途中で林建良氏がマイクを握ると、永山氏に負けないぐらい力強い声で、日本と台湾が団結して中国と対抗するよう主張した。

台湾侵略反対!!

日中国交断絶

パワー溢れる永山英樹氏。

胡錦濤国家主席に厳命する!日本の領土を侵略するな。左は林建良氏。


 デモ隊が掲げているプラカードは多岐にわたり、「胡錦濤国家主席に厳命する、日本の領土(尖閣諸島)を侵略するな!」「台湾侵略反対」「中国覇権主義排撃」「ODA即刻中止!!」「東シナ海資源盗掘反対」「中国の正体は侵略国家、そんな国との友好はありえない」などなど様々なプラカードが書かれていた。

プラカードの左下は南モンゴル、右下は東トルキスタンの国旗です。

様々な旗がなびいています。

デモ隊に注目する一般歩行者

東シナ海の権益守れ!!

歩道橋の上から撮影。

後ろから撮影。

中華覇権主義排撃

臓器を摘出された法輪巧学習者。

守れ尖閣

 


 約1時間の行進の後、デモ隊は新宿中央公園の多目的運動広場に到着。最後は旧軍人の男性が85歳とは到底思えない元気さで「天皇陛下万歳!」を叫び、さらに永山英樹氏が「台湾独立万歳!チベット独立万歳!」を叫び、デモ参加者も万歳を叫んだ。

新宿中央公園に到着。

天皇陛下万歳!

万歳!!!

 


 約1時間に及ぶデモ行進では、200人近い参加者たちは皆溢れんばかりのパワーを発揮して、中国への反対を叫んでいたが、一年前に中国人が行った反日デモとは根本的に異なる点がいくつかあるのでここで指摘しておきたい。
 中国の反日デモは基本的には官製である。中国共産党政権が仕組んで中国各地で反日デモを発生させたものの、あまりにも過激な破壊行為に発展したのでさすがに中共政権は焦り、4月後半に入ると急に反日デモは終息した。これに対し、今回反中デモに参加した日本人や台湾人は上からの官製ではなく、民間の団体による自発的なものであるということだ。
 もうひとつ決定的に違う点としては、中国の反日デモは暴動に発展し、大使館や日系スーパー襲撃、日本料理店や日本車の破壊など過激な破壊行為が行われたことだ。これに対し、反中デモに参加した人たちは法律を遵守し、秩序正しく平和的にデモ行進を行ったことだ。やはり民主社会で育った日本人や台湾人と、共産党による残虐な独裁統治を受けている中国人とでは文明度が異なっているのであろう。
 最後に、今回の反中デモの意義を考える上で私が強く主張しておきたいことがある。反中デモに参加することは日本や台湾の国益を守るためにももちろん重要なのだが、中国との関係を考える上でも極めて重要である。中国との友好を主張している人たちに私はいいたい。あなたが主張する友好とは何のための友好なのか。友好とは平和を前提としたものでなければならず、独裁、残虐行為、侵略戦争、犯罪行為を肯定するようなものであってはならないはずだ。中国とは中国共産党暴虐独裁政権である。中国共産党はチベットや東トルキスタンでの残虐な植民地支配を続け、台湾に800発のミサイルを向けて武力強迫し、日本の領土や領海を侵蝕し、日本の歴史教科書や日本独自の宗教に傲慢なまでの介入をし、法輪巧に対し残虐な拷問を加えて2700人を殺戮し、言論の自由を侵害してネット上で反政府的な発言をした人を次々と摘発するなどの悪逆非道の頂点を極めた人類史上最悪の殺人集団である。中国共産党の悪徳行為はあまりにも多すぎて、全部書いていたらすでに今まで書いた文章を大幅に上回ってしまって、レポートの主旨が変わってしまうのでこれまでにしておく。
 このような暴虐独裁国家との「友好」などあまりにも偽善であり、反平和的行為である。自由と民主主義と平和を愛し、常識的な良心のある人は中国政府に対して断固として反対すべきである。逆に戦争、残虐行為、独裁、殺人を愛する人は現在の日本政府と中国政府の友好を真剣に考えればいい。結論を言えば、日中友好を望んでいるのであれば、現在の中国政府に対しては断固として反対すべきである。これは全く矛盾しない。中国共産党に徹底的に反対し、中国共産党暴虐独裁政権を打倒することこそが、真のアジアの平和につながるのである。
 
 

 





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