胡錦濤訪米に抗議の嵐

打倒中国共産党トップページ  中国政治掲示板

 90年代後半以降、中国首脳が訪米すると激しい抗議デモが沸き起こるのはお決まりのパターンとなっているが、今回はひときわ激しく、中国首脳訪米時では史上最大の抗議デモが起きたようだ。
 胡錦濤が18日に米国シアトルに到着すると、早速法輪巧支持者、台湾独立派、チベット独立派からの抗議の洗礼を浴びた。日本時間4月19日のasahi.comは「中国での人権侵害や宗教弾圧への批判も根強く、胡氏の行く先々で人権団体や法輪功のメンバーらが批判のシュプレヒコールをあげた。」と伝えている。
 19日にボーイング社を訪れる際にも、途中の沿道で法輪巧迫害に反対する抗議行動に直面した。また、胡錦濤がワシントンを訪問するのにあわせて、ワシントンでは中国共産党脱党を応援するデモ行進が行われて1200人が参加したという。
 極めつけは20日にホワイトハウスで行われた歓迎式典である。胡錦濤演説の最中、大紀元記者の王文怡氏がいきなり中国語と英語で法輪巧迫害への抗議を大声で叫んだ。胡錦濤はびっくりして黙り込んでしまったが、ブッシュ大統領に「心配するな。演説を続けてくれ」と言われたという。王文怡氏は約3分間叫んだ後、警備員に連行された。この様子は全世界に放送され、胡錦濤はすっかり面子をつぶされた形だ。
 王文怡氏の抗議は単独行動ではあったが、大きな成果を残したと言っていい。中国共産党に萎縮しきっている日本マスゴミは案の定、米国各地で行われた抗議行動を一切伝えていなかったが、さすがに歓迎式典での王文怡氏の勇気ある行動を伝えている。以下、日本の4大紙の報道を引用しよう。

産経新聞
 報道席にいた女性は、胡主席のあいさつが始まると、「胡主席、あなたに残された日はもうわずかだ。ブッシュ大統領、法輪功への迫害をやめさせてください」と、中国語と英語で叫んだ。女性は数分間叫び続けた後、警備担当者に連行された。
 米CNNテレビによると、女性の抗議の間、中国では信号を遮断され、受信できなくなったという。初めての米国公式訪問で、中国国内に向けて主席としての「権威」をアピールしたかった胡主席にとっては、大きな痛手となった。
 米当局によると、女性は王文と名乗る女性。ニューヨークに本拠がある法輪功系の新聞「大紀元」の1日記者証を持っていた

朝日新聞
 米ホワイトハウスは20日、中国の胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席の歓迎式典で、胡主席の発言中に抗議した女性は、米紙「大紀元時報(エポックタイムズ)」の記者として式典会場に入っていたと明らかにした。同紙は中国が「邪教」として非合法化した気功集団、法輪功とのつながりがあるとされ、ニューヨークを拠点に英語や中国語の新聞を発行している。


読売新聞
 米ホワイトハウス南庭で20日午前に行われた胡錦濤・中国国家主席の歓迎式典の最中、女性が胡主席に罵声(ばせい)を浴びせ、シークレットサービスに連行される騒ぎがあった。
 女性は中国が非合法化した気功集団「法輪功」の機関紙の記者で、「ブッシュ大統領、法輪功への弾圧をやめさせて」と大声を上げたのに続き、中国語で「胡主席、あなたはもう終わりだ」と叫んだ。
 胡主席はスピーチを遮られ、一瞬動揺した様子を見せたが、横にいたブッシュ大統領が「心配ない」と声をかけ、スピーチを続けるように促した。

 今回の事件によって産経新聞と朝日新聞では「大紀元」の名前が取り上げられた。日本の大手マスコミで、中国最大のタブーとなっている大紀元の名前が取り上げられるのは恐らく初めてではなかろうか。読売新聞は残念ながら法輪巧の機関紙の記者と伝えただけで意図的に大紀元の名前を隠している。大紀元と法輪巧が密接な関係にあるのは確かだが、法輪巧の「機関紙」なのかは大いに疑問である。
 どうにもこうにも不可解なのは毎日新聞である。毎日新聞は「英字紙「エポック・タイムズ」の記者」という表現を用いている。日本ではすでに大紀元という名前で知られているのにエポック・タイムズという英語名を用いることによって大紀元の名が日本人に知らされることを意図的に防ごうとしているのであろう。大紀元は英語版もあるが、基本的には中国語版がメインである。英字紙として紹介するのは誤報に近い。
 なお、胡錦濤訪米終了後、4月22日付けの産経新聞社説では「中国の民主主義抑圧の現状は胡主席の訪問に合わせてワシントンで実施された「法輪功」支持者らの抗議デモからも印象づけられた。「中国首脳の訪米では史上最大の反対デモ」だという数千人の集まりはワシントン中心部で終日、気勢をあげ、「中国共産党は残虐行為をやめよ」というような横断幕が多数、掲げられた。」とも述べられている。
 産経と朝日で大紀元の名前が取り上げられたのはそれなりの成果とも言えるが、それにしても今回の胡錦濤訪米により、日本マスゴミの媚中体質がより一層明らかとなった。日本のテレビ局は米国各地で行われた抗議活動をほとんど全く伝えなかった。王文怡氏の活躍によって若干の光が当てられたような気もするが、日本のマスゴミはまだまだ中国共産党に媚びへつらっている。中国報道の壁を打ち破るには、もっともっと大胆な行動が求められるのであろうか。

 なお、中国外務省の秦報道官は、この事件で法輪功が「単なる邪教組織ではなく、反中組織であり、中米関係を破壊しようとする政治組織であることが明らかになった」と述べている。法輪巧を「邪教」呼ばわりするのは、自分自身に当てはまる醜態を他者に当てはめて非難する中国共産党得意の破廉恥行為だが、「反中組織であり、中米関係を破壊しようとする政治組織であることが明らかになった」という発言内容は基本的に間違いではないかもしれない。これについてはまず「反中」をどのように定義するかにもよるのだが、「中」を中華人民共和国の略称として考えるのであれば、法輪巧は確かに反中組織という解釈も可能かもしれない。「中米関係を破壊しようとする」というのについても同様である。

 中国共産党が支配する中華人民共和国とは、人類史上最悪の殺人国家であり、世界に醜態をさらすカルト宗教国家であり、チベットや東トルキスタンなどの広大な植民地を有する現存する世界唯一の帝国主義国家である。このような侵略国家に反対し、自由主義国家であるはずの米国との関係に抗議をくわえることは、道徳的倫理的な観点から見て極めて常識的であり、正義感に基づいた行為である。

 私は「打倒中国共産党」なるサイトを運営しているが、私は自分自身は反中共であって反中ではないと考えているが、中国共産党に反対し、中国共産党の打倒を目指し、世界のいかなる国家も中国共産党友好関係を築くことには反対である。それは正義に反し、軍国主義を賛美し、侵略戦争を正当化する行為だからである。

 ところで、胡錦濤訪米から話がそれてしまうが、25日の産経新聞の報道によると原田義昭衆議院議員が訪中し、中国側と激しくやりあったという。詳しくは以下を参考にしてほしいが、

産経の記事(ワード文書)   原田義昭公式サイト  原田義昭ブログ(4月24日)

 これこそ本来のあるべき外交の姿だと思う。本当の意味で中国との友好な関係を築くためには原田議員のような姿勢が必要であると私は思う。

 

台湾独立派のデモ、米・シアトル(台湾日報)

 

中国のミサイルに反対する台湾独立派の抗議行動、ホワイトハウスの前で(自由時報)

 

歓迎式典で胡錦濤が演説中に、法輪巧迫害に抗議する大紀元記者(朝日新聞)

 

その他の写真(いずれも大紀元)

胡錦濤がボーイング社に向う途中の沿道で、法輪巧支持者の抗議行動に遭遇

ワシントンで、中共脱党一千万人を応援するパレード

同上

チベット独立派

 

 

 

 

 




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!