中国のあるべき姿、分裂とシベリア移住


 共産党一党独裁と大中華主義はアジアの平和と民主主義にとって脅威であり、迷惑な存在である。現在の中華人民共和国とは近代的な意味での国民国家とは言えず、実際には共産党が支配する帝国に他ならない。このままもしも中国が強大なれば台湾、日本、東南アジア諸国などは中国に併呑されてしまうだろう。92年にEC(ヨーロッパ共同体)がEU(ヨーロッパ連合)となったとき、当時の朱容基副首相は自分の部下に「だらだらしていると世界統一をさき越されるぞ!!」と言ってせかしたという。台湾は現在、立派な独立民主主権国家となったが、中国は自国の領土と一方的に主張し、侵略しようとしている。そのほかにも尖閣諸島、沖縄、南沙諸島など枚挙にいとまがない。時代遅れの封建独裁国家中国の台湾侵略は何としてでも阻止しなければならない。台湾は中国であると言う主張は中国人の自慰行為でしかない。
 巨大な中華帝国のままでは、近隣の諸国に脅威と迷惑をかけ続け、その帝国に住んでいる人たちにとっても不幸が続く。まさしく害悪ばかりである。東アジアの望ましい姿は、中国共産党が崩壊し、中国が7つか8つの国に分裂することである。そうなればアジアに真の平和がもたらされ、そこに住んでいる人たちにも幸福がもたらされるであろう。台湾問題は解決し、チベットや東トルキスタンには自由が訪れ、日本や東南アジア諸国なども脅威に怯える必要はなくなるのだ
国家には適切な大きさがある。大きすぎるのも小さすぎるのも良くない。香港や台湾があれだけの発展をできたのも、中国の一部ではなかったからである。現在のままでは、内陸部や農村部はいつまでたっても後発地域のままである。中国は分裂してこそ、それぞれの国は真の発展ができる。私もアジア人として東アジアに住んでいる人たちの発展を望む。私が言っていることは単なる妄想ではない。実際に10年から20年後には共産党は崩壊し、中国は分裂することであろう。
 また、中国の人口の多さは外国にとっても中国自身にとっても深刻な問題である。
中国が1950年にチベットを侵略したときから中国人移民の入植は着々と行われている。現在では中国人がチベットにおける最大多数民族となっている。まず知識として知っておくべきことは本来のチベット国の国土は現在のチベット自治区にとどまらず、青海省の全域、四川省西部、甘粛省の一部、雲南省の一部に及んでいる。中国がチベットを侵略した後に分割、編入したものだ。中国人入植の最も深刻な地域が青海省ですでに人口の6割が中国人で占められている。
 よく中国人をたくさん入植させて、チベットを「同化」させて民族抹殺をはかっているという批判がなされている。確かにチベット人たちにとって中国人の大量移民は脅威であろう。ただし、私が思うにチベットのすばらしい文化は中国人との混住ぐらいでそう簡単に失われたりしない。20世紀後半の中国人は次々と自分たちの文化を破壊して行った。しかもしれは日本や他の先進国に見られるような近代化の過程で合理主義を追及するために自然に段階的に失われた伝統文化ではない。中国人が強制的に強引に暴力的な手段で破壊して言ったものだ。そのような民族に、偉大な文化を持つチベット人がそう簡単に同化されるわけは無い。私はそこまで心配していない。
 中国人入植の恐ろしさは別のところにある。チベットや東トルキスタン(新疆)において中国人が絶対多数民族になるとは果たしてどういう意味だろう。16世紀から、20世紀までヨーロッパ諸国は次々と世界の各地域を植民地化していった。しかし、アジアやアフリカの場合、現地人よりも植民者の人口が多くなったなどと言う例はどこにもない。しかしチベットや東トルキスタンの場合、植民者である中国人のほうがすでに多数派となっており、今後もさらにこの勢いは拡大しそうである。これは中国による支配がますます強化され、まるで完全な中国の一部であるかのような錯覚を与えてしまう。つまり、チベット文化は独自性を維持できても、チベットの国土が中国に同化されてしまうのである。中国の莫大な人口は中国が外国を侵略する上での最大の武器である。中国人が多数になってしまうと、もはや独立はたいへんな困難を極める。仮にできたとしても、その後の国家運営が大変困難な状況に追い込まれてしまうのである。
 われわれはこのような過ちを犯しては成らない。チベットや東トルキスタンは一つの国家としてやっていけるだけの十分な面積、人口、文化を持っている。中国の対外侵略に断固として抗議しなければならないのだ。
中国の人口の多さは中国の植民地統治を受けていない外国にとっても中国自身にとっても問題である。チベットと東トルキスタンが独立を達成したら、中国の人口密度は日本と変わらない。農業人口が7割を占める状況で日本と同じ人口密度とは極めて深刻である。
 そこで私の考えを述べるが、中国人はロシアのシベリアに移住してその辺を少しずつ侵蝕していけばよい。実際に中国人はすでに実行し、国境を超えてロシアに渡り、シベリアにはロシア人よりも中国人のほうが人口が多い町がある。もともとシベリアというのは17世紀後半から18世紀にロシア帝国が、その普通の人間の想像を絶する膨張意欲によって獲得したところである。だがシベリアなんぞもともと極端に人口密度の低い地域である。中国人がたくさん移住してもロシア人はもちろん迷惑に感じるであろうが、現地のエスキモーなどはあまり迷惑に感じないであろう。
 シベリアはロシアが侵略した地域と考えてよい。だから今度は中国が侵略しなおせばよい。特に中国東北地方の右側はもともと清国領だったのが、19世紀にロシアに奪われたものである。とにかく中国人はチベットや、東トルキスタンには移住しないで、シベリアに移住して、人口密度の低い地域を開発してもらいたい。中国人がシベリアに移民すればよいという私の主張はいささか軽薄に感じる人も多いかもしれない。それでもまったく道理のとおらない意見ではないと思う。もうちょっと詳しく事情を話す必要がある。中国の人口の多さは対外侵略をするときは大きな武器となり、近隣諸国から見れば大きな脅威である。それと同時に国内問題としてもかなり深刻である。
 中国人は現在、世界のあちこちにいる。中国はあまりにも人口が多すぎるし、しかも住みにくい。であるからして多くの中国人が外国に脱出する。まじめに勉強する留学生はいいのだが、合法、非合法さまざまな手段で海外へ脱出し、犯罪をおかし、それらの国に社会不安をもたらしている。中国による植民地支配を受けていない国の中で、もっとも迷惑を被っている国が台湾であり、その次が日本である。合法的な滞在者であってもあまりにも多くなるとやはり深刻な脅威をもたらす可能性がある。かりに中国の人口の0.5%が台湾に移住したとしたらそれは台湾の人口の25%以上を占めることになり、彼らが台湾統一への政治活動を行えば大きな脅威となるのである。
 日本や台湾以外にも在留中国人によって治安が脅かされて迷惑を被っている国は少なくないであろうが、やはりもっとも迷惑を被っているのがチベットと東トルキスタンである。これら両国で起きている現象は、日本に二億人の中国人が移民してきた状況を想像してみるとわかるであろう。そう考えればチベット人とウイグル人が彼らの存在をいかに迷惑に感じているかわかっていただけると思う。
 私は在日中国人に対して一人残らず出て行けなどと言うつもりは無い。平均的な中国人留学生はまじめで勤勉でよく勉強している人が多い。しかし彼らに日本で集団的な政治活動でもされたら、それは日本の国益にとってあまりにも大きな脅威であるし、凶悪犯罪は論外としても、大量の中国人が日本国内で日本に対する敵対行動をとられたら甚だ迷惑である。こういったことは、少数の人間であればあまり問題はないのだ。例えば30人程度で靖国神社に反対するデモを行っても大したニュースにならないし何も脅威ではない。しかし数万人でデモをやられたら日本社会への影響力も大きくなってしまう。
ここでまた大中華主義の話に戻るが、中華帝国が巨大なままであり続けると、海外に住む中国人のみならず、外国籍の華人までもが中国人としてのアイデンティティーを保持し続けることになる。こうして世界中にちらばった中国籍、外国籍の中国人が一致団結して行動することは日本や台湾、アメリカ、その他世界中の国々にとって脅威である。そういう意味でも中国は分裂したほうが良い。それによって海外在住の中国人もそれそれの新興独立国家にアイデンティティーを持てば、諸外国に対する脅威は大幅に緩和されるはずだ。
 だがその一方で中国の人口の多さも深刻な問題であり、中国を脱出しなければならない事情も私には理解できるのである。そこで彼らにお勧めしたい脱出先がシベリアである。ロシアの国土は厳密に言えばウラル山脈を堺に四分の一はヨーロッパ、四分の三はアジアに属している。ロシアの人口のほとんどはヨーロッパ側に集中しており、アジア側の人口はロシア全体の2割程度である。シベリアの面積は中国よりも大きい。シベリアの原住民としてエスキモーがいる。いくら何でもエスキモーには迷惑をかけてほしくないが、エスキモーは都会の住民ではない。シベリアの人口数万人程度の都市部に中国人が移住しても迷惑に感じるのはロシア人だけでエスキモーは何ら迷惑ではない。日本や台湾やチベットや東トルキスタンやその他の国に、中国人が多数押し寄せられたら大変迷惑であるが、シベリアに多数の中国人が移住しても迷惑ではない。ロシア人は迷惑であるが、本来ならばロシア人はウラル山脈以東の民族であり、ベーリング海峡(ロシアとアラスカを挟む海峡)までロシアが進出するのは傲慢としか言いようが無い。したがってシベリアのロシア人には迷惑をかけていいと思っているのである。ただし、現在のロシア連邦の中には21の共和国がある。アジア側だけでもざっと思いつくだけでサハ共和国、ブリヤート共和国、ゴールヌイ・アルタイ共和国などがある。私はこれらの共和国は将来的には独立国家と成るべきであると思っており、これらの国に中国人は移住してほしくない。以上、私が中国人がシベリアに移住することを勧める論拠を述べた。

 

 

 




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