私が中国共産党を打倒すると決心した瞬間

 私は高校生ぐらいの頃から中国や韓国の横暴な態度を腹立たしく思っていて、大学、大学院に入るとますます中国共産党政権を憎むようになった。とはいえ、私の大学院時代の専門は東南アジア地域であり、中国に対する関心はそれほどでもなかった。それに大学院時代の私は多くの中国人留学生と仲良くしていた。
 社会人のとき、約一年後の中国行きが決まってから、私は積極的に中国に関する書物を読みあさるようになった。読めば読むほど中国共産党が憎くなった。中国共産党はまさに悪魔の殺人集団であると確信した。その頃から、私は一部の中国人の友人に会うたびに中国共産党がいかに間違っているかをまくしたてるようになっていた。
さてさて、私は仕事で中国に滞在することになったのだが、それまで海外旅行は何度もあっても、長期滞在は初めての経験であり、何気に私は楽しみでもあった。中国に来たばかりの頃の印象とは、「意外に住みやすい」というものだった。90年代前半頃に中国で生活した体験記などを読むと、中国での生活がいかに困難であるかが様々な具体例をもって述べられている。だから私は相当の覚悟をもって中国での生活を始めたわけだが、これならなんとかなりそう、という安心感が漂った。
 さて、そろそろ本題に入りたいと思う。中国に到着して2週間ほど経った頃だった。何気なくテレビをつけたとき、私の目に衝撃的な映像が飛び込んだ。民族衣装に身を包んだチベット人の女性と人民解放軍の兵士が腕を組んで中国語で歌いながら踊っていたのだ。歌の内容を要約すれば「かつて私たちチベット人はかつて奴隷だった。人民解放軍が解放してくれて私たちは自由と幸福を手に入れた」と言うものだった。女性たちも兵士も笑顔で踊っていた。私の腕が、肩が、背中が硬直し、震えていた。私は右腕を強く握り締めた。ブラウン管をぶち壊してやりたい衝動を抑えるのに精一杯であった。
中国が言論の自由のない時代遅れの共産党独裁国家であることぐらい昔から知っている。中国共産党がチベットを侵略し、筆舌に尽くしがたい残虐行為を行っていながら中国共産党はそれを「平和解放」と言い換えていることも知っていた。だが、実際にテレビで共産党の宣伝放送を見て、表現しようのない猛烈な怒りを感じた。許せない。絶対に許せない。いつか、いつか必ず中国共産党を打倒する。もちろん自分ひとりの力など微々たる物だし、私が何もしなくても中国共産党政権はいつかは崩壊するであろう。でもその日を、一日でも、一週間でも早めたい。中国共産党が続く限り、中国にも、日本にも、アジア諸国にも幸福は訪れない。中国共産党を打倒し、アジアに真の平和と幸福をもたらさなければならないと固く決意した瞬間であった。

 

 

 




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!