朝鮮総連主催「不当弾圧・人権蹂躙」反対デモに遭遇

 3月3日、この日は銀座で北京オリンピック反対街頭行動が行われると同時に、午前十時から日比谷公会堂で朝鮮総連主催の不当弾圧・人権蹂躙に反対する抗議集会、午後1時から日比谷公園を出発してデモ行進が行われることになっていた。せっかくの休日に早起きして敵性集団の集会に参加するつもりは全くなかったが、午後1時からのデモにはちょっと様子見に行くつもりであった。とはいっても私は土曜日の午前中と言えば朝寝坊してから部屋片付けたり掃除したりすることにしており、気がついたら午後1時に日比谷公園に行くのは間に合いそうにない。まあいいや、午後2時からの北京オリンピック街頭行動だけ参加すりゃいいや、と思っていた。
 午後2時10分ごろ銀座に到着、と思いきやちょうど在日朝鮮人たちが外堀通りをデモ行進をしているではないか!私は慌ててデモ隊の一部隊の先頭まで走って写真を撮りまくった。抗議の内容は「朝鮮総連に対する不当弾圧をやめろ!」「マンギョホン号の入港を認めよ!」「強制捜査反対!」などなど。それにしても参加人数がすごい。間違いなく数千人規模である。参加者の年齢層は幅広いが十代の若者が圧倒的に多い。朝鮮学校の生徒を総動員した組織的デモであることは想像に難くない。私はもともと北京オリンピック反対運動を撮影するつもりであったし、デモ隊をずっと追いかけてマークされたくないので、数分ほど撮影して切り上げた。
 このデモに遭遇しての感想を述べたいと思う。基本的に彼らは我々と同じように日本で生活を営む権利があるわけで、当然ながら基本的人権は尊重されるべきだ。毎日のように拉致問題、核問題、北朝鮮国内の窮状、金正日の暴虐独裁ぶりが報道されて、在日朝鮮人が肩身の狭い思いをしているのは事実であろう。だがそれにしても日本の政府や警察に対して「人権蹂躙」に反対するデモを行うのは筋違いだろう。今回のデモにしたって警察に保護されて「警察の不当弾圧」とは笑止千万だ。弾圧だったら金正日政権による北朝鮮国民への弾圧のほうが桁違いに激烈である。こんなことをしてたら余計日本社会から白い目で見られ、ますます肩身が狭くなるだけである。在日朝鮮人だって当然ながら民族の誇りがあるだろうが、だったら彼らが率先して祖国の政府が犯した犯罪行為、人権蹂躙に対して激しく抗議すべきである。そうすれば日本社会からも受け入れられるだろうし、堂々と誇りを持って生きていけるはずだ。
 なお、今回は6枚の写真を掲載するが、顔はうつさないことにした。私が今まで講演会やデモに参加して撮影・掲載した写真は、いずれも趣旨に賛同し、応援し、今後のさらなる活躍と発展を期待しているものである。だが今回私が遭遇したデモ行進は、金正日の暴虐独裁政権に賛同するという正義と倫理に反するものである。彼らもまた、朝鮮総連によって洗脳された被害者と言えなくもないし、いつか改心して祖国の自由と平和のために戦うようになるかもしれない。そして日本社会でも臆することなく堂々と生活できるかもしれない。そうなったとき、過去の不適切な活動に参加した時の写真がインターネット上で掲載されたままでいるのは好ましくないと思う。日本で生活する数十万人の在日朝鮮人のためにも、もちろん拉致被害者やその家族、東アジアの全ての人々のためにも、金正日暴虐独裁政権は一日も早く滅亡してほしいと願う今日この頃である

 

 

 

 

 

 

多数の警察官が動員され、ものものしい雰囲気でした。

 

 

 




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