新日本協議会主催 酒井信彦氏の講演会に参加

7月21日、横浜駅東口から徒歩1分の崎陽軒ホール横浜ジャスト1号館で、新日本協議会主催による時局講演会が開催された。講演者は酒井信彦氏、演題は「マスコミに報道されていない中国共産党の実態」
午後1時半に開会、まずは全員規律して国家を斉唱。参議院選挙の直前ということもあり、自民党の参議院比例代表(全国区)候補のありむら治子氏の秘書と、国民新党の参議院比例代表候補のペマ・ギャルポ氏の秘書が短い応援演説を行った。
 そして午後1時40分ごろから酒井氏の講演が始まった。約1時間半に及ぶ演説であったが、ここではごく簡単に要点をまとめることにしよう。
ヨーロッパでは1990年前後に冷戦が終結し、東欧諸国が次々と民主化を果たし、さらに旧ソ連圏の国家や、旧ユーゴスラビア諸国などが次々と民族独立を果たした。だが、東アジアでは共産主義政権が存続し、民族独立も達成できておらず、民主国家と独裁国家の対立が激しく、依然として冷戦構造が続いている。中華人民共和国も民主化を遂げて解体すべきだが、今のところそのような気運にはない。アメリカは世界の警察国家を自認しているが、言わば暴力団と癒着した腐敗した警察のようなものだ。東アジアでは正義が根本から踏みにじられている。中華人民共和国こそが世界最悪の侵略現行犯国家なのだ。
現に中華人民共和国はチベットを侵略したままだ。酒井氏は地図を使って中華人民共和国とチベットにの位置について、チベットの歴史的背景や、中国による地理的分割などを説明し、中国のチベット支配がいかに不当なものであるかを詳しく説明した。
 日本は歴史問題で中国に強請りたかりあっている。しかしその中国こそが侵略現行犯国家なのである。中国による侵略正当化の論理は今後さらに拡大し、朝鮮半島やモンゴル、日本にまで広がる可能性がある。このままでは日本人も晴れて大和族として中華民族の仲間入りを果たす日が来るかもしれない。
 日米安保条約があるから大丈夫と考える人もいるかもしれないが、長期的に見ればアメリカは日本から手を引くであろう。アメリカは国益優先であり、いざとなったら日本を守らないこともあり得るのである。
 酒井氏の講演後は、維新政党・新風の溝口敏盛氏が短い演説を行い、午後3時半に閉会となった。
 参加者は150人ほどで、台湾研究フォーラムの平均的な人数よりも多かったが、平均年齢は普段私がよく参加する台湾関係や大紀元主催の講演会よりも高かったように思う。
 酒井信彦氏は中国共産党の残虐行為やチベット問題、東トルキスタンの問題などにも積極的であり、今後の更なるご活躍を期待したい。

会場となった崎陽軒ホール横浜ジャスト1号館 会場の様子。約150人が参加しました。

 

講演をする酒井信彦氏。 地図で説明する酒井氏。地図中の赤い太枠で囲ってあるのがチベットの領土。

 





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