中国共産党政権が崩壊しても大量難民は発生しない


媚中売国奴はもちろんのこと、共産党独裁政権に批判的な人々の中にも中国共産党政権は当分の間続いたほうがいい、と考えている人があまりにも多い。このような認識は、中国という国家、および社会全体に対する重大な事実誤認によってもたらされていると私は考えている。
 多くの人々が考えているのは、中国は今あまりにもたくさんの問題を抱えており、共産党独裁政権によってなんとか安定をたもち、秩序が保たれている、共産党が滅びたら瞬く間にあらゆる問題が噴出し、大混乱に陥り、されには日本などの諸外国も大いに迷惑を被るというもの。
 結論から先に言うが、私はむしろ逆だと思う。共産党政権によって中国の国土、ならびに社会全体が年々蝕まれ、混乱を深めている。中国がかかえる様々な問題はまさに共産党独裁政権によってもたらされているのであり、少しでも解決の方向に向かいたければ一日でも早く共産党を崩壊の方向に導かなければならないのである。
 中国がどれほど深刻な問題を抱えているか、詳しくは当サイトの「中国が絶対崩壊すると断言できる七つの理由」(8月11日現在工事中です。すいません)をごらんいただきたいが、ここでざっと挙げると、深刻な財政赤字、にも関わらず経済成長を上回るペースで増大する軍事費、すでに破綻状態の不良債権問題、極端な外資依存構造、人民元気利上げ問題に対する欧米日の強い圧力、一向に解決しない失業問題、世界有数の貧富の格差拡大、経済成長をまかなえない資源不足、電力不足、水不足、毎日のように全国各地で頻発するデモ、ストライキ、暴動、世界最悪レベルの環境破壊(砂漠化、森林破壊、大気汚染、水質汚染)、一人っ子政策によって発生した六千万人にも及ぶ黒核子(戸籍のない子供)、底なしの汚職腐敗、生活を脅かす毒入り食品や薬品、さらに政府、マスコミが情報を隠しているために人民がどれほど深刻であるかに気づかず、日々一日を追うごとに問題は深刻化している。これらの問題のほとんどが共産党政権であるがゆえにもたらされ、なおかつ解決の糸口が見えないといっても過言ではない。
 特に私が心配しているのは環境問題で、このまま共産党独裁政権が十年、二十年と続けばもはや中国共産党の支配下にある957万平方キロメートルの大地は人間がまともに住めない荒野と化すであろう。環境問題は必ず諸外国にも深刻な影響をもたらす。この問題を放置し続ければ38万平方キロメートルの国土を持つ日本や、朝鮮半島、台湾、東南アジア、南アジア、中央アジア、シベリアなどの生態環境にも重大な影響を及ぼす。また、中国人とはいえ、我々と同じ人間であることには間違いない。私は13億人の人々の幸福も真剣に考えている。中国共産党独裁政権はなんとしても打倒しなければならない。
 すでにお分かりいただけたであろう。中国はすでに混乱、無秩序の極みに達しており、表面上安定しているように見えるのは政府、マスコミがその事実を隠しているからである。ただ、問題が隠されているがゆえに人民が平静さを保っており、あらゆる真実が急に顕」になったとき、人民が混乱に陥る可能性はある。また、共産党政権が崩壊すればあちこちで暴動が発生し、多くの命が奪われる可能性が高い。しかし忘れてならないことは、そうした問題の根源はほとんど全て中国共産党独裁政権にあるのであり、遅かれ早かれ直面せざるを得ない事態である。共産党政権の存続は単なる問題の先延ばしであり、問題の解決に一切つながらないどころかより深刻化させるだけである。それならば早いとこ共産党を打倒し、5年ほど続くであろう大混乱の時代を耐え忍んだほうが利口である。
 外国人が懸念していることの一つに、中国共産党独裁政権が滅びたら、数百万、数千万単位の難民が発生し、世界中が大混乱に陥る、特に日本や台湾は中国から近いため、莫大な数の難民が押し寄せるというもの。天安門事件のときにケ小平が世界に向かって「共産党が滅びたら数千万人の難民が押し寄せるぞ、それでもいいのか」と脅かしたのは有名な話である。しかし私から見ればこれは詭弁というか、机上の空論である。確かに多少の難民は発生するだろう。しかしそれはどんなに多く見積もっても数十万人程度、いや、数万人程度で済むかもしれない。
 ベトナム戦争終結時に大量難民が発生したのは記憶に新しいが、彼らのほとんどは政治的迫害を受けた華人であり、裕福とはいえなくてもベトナムでは経済面で比較的上位に位置する人たちである。ベトナムはミャンマーと並んで華人に対する迫害が東南アジアで最も激しいことが難民問題を深刻化させた。ソ連が崩壊したときに難民が発生しただろうか。200万人のユダヤ人がイスラエルに移住したが、あれは難民や亡命というよりかは移民と考えたほうがよい。インドネシアのスハルト政権が崩壊したときに難民が発生しただろうか。海外に脱出したものは確かにいたが、ほとんどが経済的に裕福な華人である。
 よく考えてみよう。中国から日本や台湾や韓国に難民として渡るには船が必要である。数百万人、数千万人をまかなう船を人民はどうやって調達するというのだろうか。大部分の貧しい人民にとって船など手に入らないはずだ。特に内陸に住んでいる農民は沿海地区に移動することさえ困難だ。山東省や江蘇省のような沿海部の省であっても、中国の省とはヨーロッパの一つの国家に匹敵する面積があり、海に到達するまで数百キロも移動しなければならない。つまり、大部分の中国人にとって海外に脱出する資金も手段もないということだ。
 そもそも根本的なこととして、共産党政権が崩壊したからといってなぜ中国を脱出しなければならないのかという疑問がある。残虐な独裁集団である共産党が崩壊すれば、喜んで中国に住めばいいはずだ。今まで抑圧されてきた人民は自由と人権を手に入れるのだ。外国に脱出する必要など全くない。しかも見方を変えれば、中国政府は北朝鮮政府と違い、現在でも蛇頭によって手配された海外への不法入国になんら対策を講じていない。近年、わが国で中国人による不法入国、不法滞在、凶悪犯罪などが深刻な社会問題となっていることは周知の事実である。実は現在すでに日本や台湾への近隣諸国にたくさんの難民が押し寄せており、共産党政権が存続しようが崩壊しようが状況は大して変わらないであろう。
 難民が発生するとしたら二つのパターンが考えられる。一つはチベットや東トルキスタンに居住する中国人(漢族)が土着民族から迫害を受けることによるものである。この場合、中国人は本来の彼らの祖国に戻ればいいだけであって諸外国はほとんど迷惑は受けない。
 もうひとつのパターンは、貧しい農民たちではなく、むしろ富裕層や高学歴エリート層が脱出するというものである。彼らはお金もあるし、海外に人脈がある人も多いであろう。彼らは普通に飛行機に乗って諸外国に移住するであろう。この場合、雪崩のように押し寄せてくるわけではないし、日本としては彼らを暖かく迎えてあげてもいいのではないだろうか。お金と能力がある優秀な人材は積極的に日本へ受け入れて、ぜひとも日本社会の発展に貢献してもらえばいいのである。彼らが日本国内で集団で政治活動を行う(たとえば靖国や歴史認識、台湾問題など)という懸念もなくはないが、中国共産党というイデオロギー集団を失った彼らは、あまり日本と政治的対立に精を出すことはないと私は見ている。
 だいたいご理解いただけたと思う。中国共産党政権が崩壊したからといって、大量難民が発生して世界中が大混乱に陥るなどという心配はほとんどない。我々は何も恐れる必要はない。むしろ様々な問題を解決の方向にもって行きたければ一日も早く中国共産党独裁政権を打倒するべきである。

 





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