8.4拉致被害者奪還国民大行進

8月4日、東京銀座で拉致被害者奪還国民大行進が開催された。滅多にない北朝鮮関連のデモであり、私にとっては初参加である。
午後3時半、集合場所となった水谷橋公園で集会が始まった。今回のデモには東京都議会議員土屋たかゆき氏や武蔵村山市議会議員天目石要一郎氏ら多数の地方議員が参加しており、それぞれが拉致被害者救出への強い決意を語っていた。
そして午後4時、水谷橋公園を出発してデモ行進が始まった。参加者は約300人。平均年齢は比較的高かったが、今回は女性の参加者も数多く見られた。参加者は日の丸や草莽崛起と書かれた旗、拉致被害者救出を訴えるプラカードなどを手にしていた。「拉致被害者を帰せ!子供を返せ!」「我々は拉致被害者を見捨てないぞ」「マスコミは拉致問題を風化させるな!」などのシュプレヒコールを叫んでいた。銀座の中心である外堀通りでは数多くの歩行者の注目を集めた。約45分間の行進の後、ゴール地点である日比谷公園に到着。最後に短い集会を行って解散となった。
 今や国民的関心事となった拉致問題だが、最近はどうも手詰まり感が拭えない。アメリカは北朝鮮に融和的になりつつあるし、政府も対策が見出せない状態で、マスコミの関心も薄れつつある。北朝鮮がそう簡単に拉致被害者を返しはしないだろうが、拉致問題にもっとも積極的だった安倍晋三が首相に就任したにも関わらず拉致問題が停滞しているのはなぜなのか。私はマスコミの責任が大きいと思う。ほとんどのテレビ局と朝日新聞などの大手マスゴミは戦後レジームからの脱却を目指す安倍政権を目の敵にしており、ありとあらゆる上げ足取りを行って安倍内閣の支持率を低下させるべく血眼になっている。情報量の豊富な新聞はまだしも、テレビは普段政府や国会が何を行っているかを全く伝えず、閣僚の言葉狩りと年金問題しか伝えない。もちろん年金問題は国民生活に直結する重大な問題だ。だが年金問題が全てではなかろうに。
 確かに拉致問題は難しい。日本国内で数百人のデモを行ったところで、金正日にはさしたる影響はないだろう。だからと言って何もせずに黙って指をくわえていていいのか。政府は何をやっているのか、国会議員は何をやっているのか、特にマスコミは何をやっているのか。拉致問題よりも15歳のなんとか王子とかいうアマチュアゴルファーのほうが重要なのか。本来の責務を果たさないマスコミに訴えかける意味でも、デモ行進を行うことは無意味ではないと思う。

 最後に、拉致問題ほか、北朝鮮全般に関する問題であまり語られない事実について指摘したい。基本的に金正日政権滅亡なくして拉致被害者全員の帰国はないと思うし、核問題も北朝鮮国内の人権弾圧も金正日打倒なくして解決しないと思う。経済難に喘ぐ北朝鮮体制は間もなく崩壊するという見方が主流だが、私は単に飢餓や経済難で金正日政権は崩壊しないと思う。金正日体制を支える勢力があるからだ。一つは韓国のノ・ムヒョン政権だが、それ以上に大きいのは中国共産党の存在である。北朝鮮のエネルギー、食糧などかなりの部分が中国に支えられている。中朝関係は外交的に必ずしも良好とは言えないのだが、それでも中国共産党にとって北朝鮮の存在は都合のいい部分もあり、なんとしても存続させなければならない。中国共産党にダメージを与えない限り、金正日体制打倒は不可能である。拉致被害者を救う会などもだんだんわかってきているようで、私は救う会神奈川のメールマガジンを購読しているが、毎号北京オリンピック反対運動と、ダルフール問題のブログがメルマガにリンクされている。というわけで5日は北京オリンピック反対デモに参加する予定である。
 

水谷橋公園で行われた集会の様子。  

 

おなじみの土屋議員 台湾関係のイベントでもおなじみの天目石議員

 

  シュプレヒコールの練習

 

いよいよ出発

 

 

   

 

外堀通りにて。多くの歩行者の注目を集めました。

 

 

   

 

 

   

 

草莽 報道陣も多数駆けつけていました(主にチャンネル桜)

 

JRの下をくぐります。  

 

 

 

もうすぐ日比谷公園です。

 

日比谷公園に到着。お疲れ様でした。

 

古賀東京都議会議員  

 





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