中国共産党脱党応援デモ参加リポート

 

 ニューヨークに本部を置く大紀元が世界中に計り知れない影響を及ぼしている。昨年12月に「中国共産党に関する七つの評論」を発表して以来、中国国内、および世界中で中国共産党からの脱党者が激増し、もうすぐ400万人を超えそうな勢いである(2005年8月28日現在)。大紀元は中国語、英語、日本語のほか、韓国語やフランス語、ドイツ語などに訳され、さらに世界各地で反中国共産党デモを開催している。日本でも東京や横浜、大阪などでほぼ毎月なんらかのデモや集会が行われている。
 中国共産党を滅ぼすことが中国人自身の幸福につながると信じて疑わない私は、このたび、新宿で行われるデモ行進に参加することにした。
 2005年8月28日(日)午後1時10分、大久保公園集合ということになっていて、私は数分前に到着したのだが、すでに百人以上の人々が集まっていた。とりあえず写真を2,3枚撮ると、間もなくある女性が話しかけてきた。
 「すいません、ジャーナリストの方ですか」
 「いや、私は本職は普通のサラリーマンなんですけど、個人的に中国政府を批判するホームページなんかを作ったりしておりまして…」
 というところから話が始まった。その女性は大紀元所属の方で私は様々な疑問をぶつけてみた。まずこのデモの参加者は台湾人や日本人もいるがほとんどは中華人民共和国国籍の人々。法輪功関係者も一部いるという。また、台湾問題についてどう思うか3人の方に聞いてみたが、その辺については曖昧な返事になりがちであったが、簡単にまとめてみると、基本的に中国人も台湾人も同じ民族、同じ文化、同じ言語であると言う認識であるが、最も重要なのは民主主義であり、台湾の民主主義は尊重すべき、今の我々にとって重要なのは中国を民主化することであり、台湾の統一や独立の問題はそれほど重要ではない。さらに中国を民主化するに当たっては、すでに民主化を成し遂げた台湾の存在は極めて重要、というだいたいこのような考え方をしているようだ。
 さて、1時20分ごろ出発。デモ参加者はだいたい200人ぐらい。先頭には宣伝カーがゆっくりと走り、その後ろを横断幕をやプラカードを持った人々が続く。日本語と中国語を交互に用いて「脱党、脱党!」、「中国共産党の人権侵害をやめさせろ、やめさせろ」などと叫んでいた。私は列の後ろのほうに並んで一緒に歩いたり、時々列から離れて歩道から撮影したりしていた。デモ隊は新宿駅前を通り、さらに東京都庁の方へ。
 私は列の後ろのほうに並んで歩いたり、時々列を離れて歩道から撮影したりしていた。この日は空は曇りがちで、幸い暑すぎず雨も降らず、デモをするにはちょうどいい気候であったが、しばらく歩いてくるとさすがにやや疲れてくる。
 1時間強ほど行進した後に、東京都庁の裏側の公園に到着し、デモ行進は終了。間もなく、ある日本人から話しかけられた。「すいません、どうして写真を撮っているんですか」どうやら私がパチパチと写真を撮っているので怪しまれたらしい。この手の活動には時々中国共産党のスパイが来たりするようだ。私が個人的に中国共産党を批判するホームページを作っていることを話すとすぐに疑念がはれたようだ。チャンネル桜にも出演したことのある大紀元記者の張本さん(中国人)と知り合いになり、名刺もいただいた。
 今回デモに参加して、少なからずの中国人が真実に目覚めて中国共産党打倒のために活動していることを知って私はやや安堵した。多くの中国人は中国共産党独裁はあんまり良くないと何となく思っている程度で、その本質を理解しないし、知ろうともしないし、ましてや何か行動を起こそうとも考えない。
 しかしこの数年、大紀元時報などの活躍によって世界中の中国人、華人が徐々に現実に気づくようになっている。頭の中でぼんやり思っているだけでは何も変わらない。まずは行動することが重要だ。今回は私の人生で初めて参加したデモであったが、今後もこの種の活動があれば極力参加するつもりである。

 今回はほかにも印象に残ったことがある。まず年齢層が30代や40代ぐらいの比較的若い人が多いということ。私は最近台湾関連の講演会に参加したのだが、参加者のほとんどは60歳を過ぎた高齢者ばかりで40代程度の人も珍しいという状態であった。だが、中国人が主体のこのデモには平均年齢が比較的低く、女性の割合も比較的高いことが印象的である。

 写真は以下のとおり。今回は文章は短いが、写真は多数紹介するので、文章の中に写真を混ぜたりせず、最後にまとめて写真を掲載する。

 

 

新宿の大久保公園に集合。いよいよ出発。

 

デモの後方に並んで写真を撮りました。

 

退党!退党!退党!日本語で言えば脱党という意味になります。

 

このデモが行われた8月28日時点で、まだ脱退者は400万人を越えていなかったのですが、30日に400万人突破の予定。

 

 

共産党がなくなれば新しい中国がある!

 

九評共産党の各章のテーマが掲げられています。

 

 

警察の指揮に従って、新宿の交差点を横断しました。

 

警察官も多数動員されています。誤解しないでほしいのですが、警察官がデモ隊を警戒しているわけではありません。要するに交通整理です。

 

 

歩道橋に登って撮影しました。ある日本人は「ああいう中国人もいるんだねえ」と驚いていました。ある日本人は何をやっているのかよく意味がわからなかったようなので、私が「彼らは中国人で、中国共産党に反対するデモを行っている」と説明しました。ある日本人の若い女性二人組みは。「すごいね」「交通渋滞の元だよね」などとたわけたことを言ってましたが、写真を見ればわかるとおり、デモ隊が歩いている道路は渋滞していません。

 

新宿の中心街を歩いています。

 

これからも首都圏でこの種のデモ活動があれば積極的に参加するつもりです。とにかく行動を起こさなければなりません。

 


 

 




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