『中国民族問題研究』東京読者の会について

11月17日、東京都江東区のカメリアプラザで、中国民族問題研究東京読者の会が開催された。
今回は門脇朝秀氏が『徳王と蒙疆自治運動の歴史』〜内モンゴル人の独立精神〜という演題で、さらに殿岡昭郎氏が「内モンゴル亡命者の日本受け入れについて」というタイトルで講演を行った。私は前回9月にも参加したのだが、そのときは参加者は数人程度で勉強会という雰囲気であったが、今回は予想を超えて二十数名が参加する盛況となった。
 今回の講演内容は省略させていただくが、読者の会について簡単に説明させていただきたい。国際政治学者である殿岡昭郎は、中国に屈しつつある日本の現状に強い危機感を抱いている。マスコミや政財界のみならず、宗教界や民族派の一部までが中国にとりこまれているのが今の日本の現状なのである。殿岡先生が主張しているのは中華人民共和国の少数民族地域でありチベット、東トルキスタン、内モンゴル、さらには中国国内の漢民族(民主活動家など?)と提携して中国共産党に対抗することだ。最終的には中国、チベット、東トルキスタン、南モンゴルがそれぞれ独立を果たすことが、日本人にとってもアジア全体にとっても中国人自身にとっても幸福となるはずである。
 では果たして今の我々にできることは何なのか。殿岡先生が今重点的に取り組んでいるのが、北京オリンピック反対運動と、大阪に在住している内モンゴルからの留学生の亡命申請を受理させることなどである。
 上記の理念の下に、『中国民族問題研究』の読者が大阪では1ヶ月に一度、東京では2ヶ月に1度集まって講演会を開催している。私自身、チベットや東トルキスタン、その他中国共産党が引き起こす人権問題に強く取り組んでいるので、これからも読者の会の活動に参加していきたいと思う。

 

読者の会の様子 殿岡昭郎先生

 

     

 




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