安東幹氏の勉強会に参加
 
 

 12月22日、東京杉並区の産業商工会館で行われた安東幹氏の勉強会に参加した。この勉強会は人権運動家の安東幹氏が毎月第四土曜日に開催しているもの。私は始めての参加で、この日は15人ほどの人が参加した。以下に大まかな内容を紹介することにしよう。
 

 勉強会は18時半から始まり、参加者一人ひとりが簡単な自己紹介を行った後、安東氏が「日本正義人権の会発足に当たって」という演題で講義を行った。今まで日本の人権運動にはその内容に偏りが見られ、日本の政府やアメリカの批判には非常に熱心だが、より人権状況の深刻な中国や北朝鮮を極力批判しないという傾向があった(もちろん傾向ではあって絶対ではないのだが)。例えば東京ではたびたびミャンマーの軍事独裁政権に反対する抗議行動などが行われているが、ミャンマー軍事政権を支える黒幕である中国政府の問題を完全に封じ込めてしまっている。問題の本質に迫らなければ、そしてより深刻な人権問題に優先的に取り組まないのであれば、そのような人権運動などでまかせである。こうした状況を打開するためには、保守系の人々が積極的に立ち上がって人権運動を展開すべきであり、日本正義人権の会は保守系が中心となって真の人権運動に取り組むことが趣旨となっている。
 

 続いて、拉致被害者を救う会神奈川支部の支部長を務め、さらに「救え!ダルフール難民」ネット事務局を運営する川添 友幸氏が講義を行い、ダルフール問題の概略や、国際社会の対応について述べた。さらにダルフールで大量虐殺を行っている民兵組織「ジャンジャウィード」及びスーダン政府に中国政府が大量の武器を供給している問題を取り上げ、国際社会からの激しい非難が寄せられていることも説明した。特に現在では、スーダン政府にいくら圧力をかけても埒が明かないので、スーダン政府に強い影響力を持つ中国政府に対して圧力をかけていくことが国際社会の方針となっているようである。
 

 この勉強会は比較的人数が少ないこともあり、参加者から積極的に質問や意見が出たりするなど、密度の濃いものであった。特にこの日は、日本では手薄な保守系による人権運動と、ダルフール問題がテーマとして取り上げられた意義は大きいと思う。それほど遠くない将来、安東氏と川添氏の先駆的な取り組みは大きく身を結ぶこととなるであろう。
 

 

安東幹さんのホームページ

救え!!ダルフール難民 21世紀のジェノサイドを許すな!!

勉強会の様子

 

日本正義人権の会発足の会について説明を行う安東幹氏

 

ダルフール問題について解説を行う川添友幸氏



 

 




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