P-TIME ペマ・ギャルポ氏の茶話会に参加

 12月16日、東京五反田のチベット文化研究会でペマ所長を囲んでの茶話会が行われた。チベット文化研究会はJR山手線五反田駅から徒歩7分のマンション内にある。チベット文化研究会ではチベットに関する研究のほか定期的に語学講座やタンカ講座などの文化活動を行っている。ペマ所長を囲んでの茶話会は2ヶ月に1回ほどの割合で行われている。
 茶話会が行われた部屋にはタンカのポスターがずらっと飾られるなどいかにもチベット的な雰囲気に溢れている。ところが困ったことに椅子がなくて絨毯に直接座るようになっている。あぐらも正座もできない私には2時間も座り続けることは不可能だ。とりあえず正座をするが10分も耐えられない。しょうがないので入口附近で立っていると、研究所のスタッフが特別に椅http://www16.ocn.ne.jp/~tcc/子を用意してくれた。
 夏休みにモンゴル、インド、ネパール、ブータンを訪問したペマ・ギャルポ氏は、茶話会で日本の格差社会についてや、日印関係、モンゴル情勢や現在のチベット情勢について述べていた。
 モンゴルについては、ペマギャルポ氏の古くからの親友であるエンフバヤル大統領の顧問に選ばれたとのこと。モンゴルが外国人を国家元首の顧問に選ぶのはフビライハン時代のチベット僧パスパ以来ではないかとのことであった。
 チベットでは一時期ダライラマの写真が見られた時期もあったが、最近では再び分離主義者との非難を強め、ダライラマの写真を徹底的に禁止していると言う。その一方で近年はダライラマ関係者との対話にも応じるようにはなったが、これは欧州向けのリップサービスに過ぎないと言う。要するにEU諸国が中国政府に対し、ダライラマを対話をしないと北京オリンピックをボイコットすると圧力をかけたため、中国政府は見せかけだけ対話に応じている。
 茶話会は午後4時から2時間続いた。ペマ・ギャルポ氏は日本在住40年以上と言うこともあり、日本語は達者で、知識や情報も豊富であり、退屈することのないその話に15人の参加者は真剣に聞き入っていた。後半の1時間は参加者たちからの質問や意見を受け付け、ペマ氏は丁寧に自身の意見を述べていた。
 次回のP-TIMEがいつかは不明だが、またぜひ参加したいと思う。

 

P-TIMEの様子

 

ペマ・ギャルポ氏

 

 

 




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!