ロサル−チベット新年を祝う集いに参加 

今年のチベット新年は2月18日。今年は偶然にも中国の春節と重なったが、通常は春節よりも数日ほど前後するという。それに先がけ、2月10日、東京都世田谷区の世田谷区役所三軒茶屋分庁舎で、在日チベット人会の主催により、ロサル(チベットの新年)を祝う集いが行われた。チベット関係のイベントはなかなか機会がないし、私はもっぱら講演会かデモ行進に参加することが多く、もうちょっと活動の幅を広げようと思い、ぜひとも参加しようとおもった次第である。
 午後6時半、司会のタシさんの挨拶によりスタート。さらにダライラマ法王日本代表部事務所代表チョペル氏による挨拶の後、午後7時から会食となった。
 在日チベット人によるチベットの伝統ダンスや、チベット歌謡、さらに日本人によるチベット歌謡が披露され、なかなか密度の濃いイベントであった。8時半頃から参加者みんなでダンスを踊って大盛り上がり。最後にチベットの国歌を歌って新年の集いは終了した。
 途中、在日チベット人のソナムさんと話しをした。ソナムさんの両親の故郷はチベットのカム地方ということだが、約半世紀前にネパールに亡命し、ソナムさん自身はネパール生まれ。チベット語、ネパール語、ヒンディー語、日本語、英語を操るが、残念ながら祖国チベットには一度も行ったことがない。仮にチベットに行こうとしても入国拒否を喰らう可能性がある。ソナムさんは、チベットに自由と平和が訪れたらぜひ行きたいと話していた。一日も早くその日が訪れることを願ってやまない。
 今回のイベントは特に政治色のないものであったが、会場にはチベット国旗が掲げられ、最後にチベット国歌が斉唱されるなど、やはりチベットという国家を意識したものでもあった。私は普段、台湾関係の講演会によく参加しているが、台湾の国歌が流れたことは一度もない。現在の台湾には本当の意味での国歌が存在しないからである。まさか中華民国の国歌を演奏するわけにもいくまい。
 言うまでもなく、現在チベットは中華人民共和国に占領された状態である。さらに在日チベット人はインドやネパール出身者が多く、祖国チベットの土を踏んだことがない人も珍しくない。それでも彼らは国家、民族のアイデンティティーを失うことなく守り続けている。ある意味では台湾人よりもアイデンティティーがはっきりしているのではないだろうか。
 今回のイベントは参加者は約100人ほどで、男性も女性も同じぐらい。年齢層も20代から中高年まで幅広く参加していた。3月にはチベット民族蜂起58周年記念平和行進が行われると思うので(たぶん)、ぜひ参加しようと思う。

 

受付の様子 会場には日本とチベットの国旗が掲げられていました。

 

会場の様子。中央にいるのは受付のタシさん。

 

お祈りを捧げます。 ダライラマ法王日本代表部事務所のチョペル氏。左は通訳

 

チベットダンス

 

チベットダンス2

 

日本人によるチベット歌謡

 

最後は参加者みんなでダンスに参加しました。

 

 

チベット国歌斉唱

 

 

 




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