中国共産党によるパンチェンラマの政治利用が本格化

 

1月31日、パンチェンラマ11世が北京の人民大会堂で、呉邦国全人代常務委員長を表敬訪問した。

パンチェンラマ11世は「中国共産党こそ大衆の広範な利益を代表する政党であると改めて認識するようになった。国を愛し仏教を愛し、祖国統一と民族の団結を守り、チベット経済繁栄と社会の安定に寄与していきたい」述べたという。

1995年5月14日にダライラマ14世によって任命されたパンチェンラマ11世は3日後に中国政府によって拉致され、代わって中国共産党の傀儡として1995年11月29日に任命されたのが現在のパンチェンラマ11世である。当時5歳だった少年も今では17歳になり、そろそろ中国共産党にとって政治利用がしやすい年齢になってきたといえるであろう。

パンチェンラマ11世が中国共産党を賛美する発言をしたのは本心なのか否かは重要ではない。中国共産党という世界最悪にして最大のカルト宗教による支配下では、ありとあらゆる人間という人間は公の場では自分の本心を語ることなどできなくなるのだ。もちろん個人レベルでは不平不満や政治家の悪口を言うことは可能だ。しかしある程度大衆が見ている場になると、中国人も被占領民族も外国人も誰もが、中国共産党を賛美し、中華人民共和国の繁栄ぶりを賞賛するようになるのである。

中国共産党は今後、青年に成長したパンチェンラマをますます政治的に利用するであろう。そうやって誰もが本音を語らず、真実から目を背け、幻想の世界に浸り続けているのが現在の中華人民共和国の姿なのである。

 

呉邦国にカターを渡すパンチェンラマ11世 呉邦国と並ぶパンチェンラマ11世

 

 

 

 

 




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