虐殺五輪聖火リレーがラサの街を陵辱

 

 6月21日、長野で人権聖火リレーが行われているのと同じ日にチベットの首都ラサで聖火リレーが行われた。(ちなみに京都ではフリーチベットデモ行進が行われた)

 チベットでの聖火リレーはまず5月6日にチョモランマ登頂に成功、6月11日に雲南省デチェン・チベット族自治州のシャングリラを通過していた。チベット自治区では6月19日から3日間が予定されていたが、四川大地震を名目に全体の日程が大幅に変更された。確かに被災地である四川省での聖火リレーは延期せざるを得なかったであろうが、6月中旬ごろまで数日後の日程が未定という異常事態がしばらく続いていた。結果としてチベット自治区はラサのみの1日だけ、しかも8時間から2時間への大幅短縮となった。

 チベット人愛国グループによる抗議行動を懸念しての短縮であることは言うまでもないだろう。長年にわたる中国共産党の植民地支配にも関わらず、大部分のチベット人は中国国民という意識すら持っていない。植民地宗主国が開催する聖火リレーが祖国を通過したところで彼らにとっては迷惑な話だろう。

 もしチベット人愛国グループがチベット旗を掲げて抗議行動を行い、それを公安が弾圧する映像が世界中に流れようものなら、再び中国は世界中から激しい抗議の嵐にさらされることになる。オリンピックまで2ヶ月をきった今、中共当局としては何が何でも避けたかったようだ。

 リレー出発地点であるノルブリンガ宮殿へ向う道には二重に有刺鉄線が引かれ、リレーを見学できるのは許可証を持っている人のみという異常事態。もちろんコース沿道の商店は全て閉鎖され、窓さえ開けることも許されない。そして大規模な武装警察が動員されるという厳戒態勢。さすがにこれなら妨害や抗議行動は防止できるだろう。しかしこれでは何のための聖火リレーなのかわからない。

 今日本ではちょうどグローバル人権聖火リレーが行われている。25日は名古屋、28日は広島、29日は福岡で予定されている。こちらのほうが真の聖火リレーと呼ぶに相応しいのは言うまでもない。また25日は東京六本木で日本初の東トルキスタン関連のデモ行進が開催される。さらに7月13日には東京六本木でチベットサポーター主催の聖火リレーも予定されている。ぜひ多くの方々の参加を期待したい。

You tube動画 物騒な厳戒態勢を隠して、ラサでの聖火リレーが華やかに行われたかのように装う中国側の破廉恥な映像

 

  

 


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