【投稿文】ウイグル代表ラビアカーディルさんの講演会
 

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【投稿文】ウイグル代表ラビアカーディルさんの講演会 2007/11/24

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「反テロ」戦争と新疆ウイグル自治区の人権
 私たちは、「テロリスト」じゃない
    講演:ラビア カーディルさん

    レポート:kina


さてさて本日行ってまいりました、こちらの講演会。
ラビア カーディルさんは、中国に弾圧、虐殺、侵略されている東トルキスタンという「国」の人権活動家 兼 ウイグル族のリーダー的存在です。
オレは普段から「伝える」という行動をとっていますが、彼女の「講演会」というのはその世界バージョンだと思っていただきたい。
彼女は日本語が話せない為に、通訳の方が1節1節くぎって訳してしたので、それをそっくりそのまま記載させていただく。
彼女の話は約1時間でしたが、右手のペンを休める事無く全てを書き取った。
通訳者は○○さん、ですがNET上では記載できない為に省かせていただく。

●皆さんのお忙しい時間に集まっていただきありがとうございます。
●今、ウイグル民族が暗黒の時代だという事は多少は世の中に伝わっているでしょう。
●1949年、中国とソ連に侵略されて以来50年も侵略の元で暮らしています。
●チベットともつながりは有りますし、運命も同じです。
●私達の隣の親戚である西トルキスタン(キルギス等を含む国)は、ソ連に侵略されましたが、ソ連崩壊後に独立はできました。
●私達の使ってる言語はアルタイ語です。
●言語、文字、文化を持っていて本来は自分達の国が存在しています。
●中国との文化とは何のつながりもありません。
●中国が侵略しに来た時は人口の2%が軍隊と軍の家族でした。
●その後に自治区をたちあげました。
●当時の中国の約束は、ウイグル族を幸せにします。文化、宗教も自分達で管理して下さいとの約束でした。
●しかし、何一つ権利の無い悲惨な暮らしです。
●1954年には、まずウイグルの金持ちや知識人を対象に西洋主義だと逮捕し始末しました。
●1957年には、宗教知識人を民族主義だと逮捕し始末しました。
●1966年〜68年は職をもってる人を取り締まりました。
●私は自分の家庭の経験を例にあげます。
●アルタイの町で幸せに暮らすビジネス商人でした。
●当時、子供時代は平和で安定していました。
●その後、だんだん平和が消えていきました。
●当時は中国政府の政策でウイグル族を追いやり人口調整をしてました。
●毎日、トラックが来ては近所の人を乗せてどこかに移動してました。
●そしてある日、私の家の前にもトラックが止まりました。
●そして、何の為かどこに行くのかも聞かされずに家族5人はタクラマカン(砂漠の町)に連れて行かされました。
●当時13歳の時から、中国共産党のおかげで教育も故郷も近所の仲間達も失いました。
●これが初めの約束の回答です。
●これは私一人ではなくウイグル族全員が受けた事です。
●ウイグル内で北の人は南へ、南の人は北へ移動ばかりし逮捕ばかりされました。
●これに関しての歴史は長く話す時間は無いのでやめます。
●それから私は生きる為に商売を始めました。
●経済、教育、文化、宗教価値感も侵略のせいで崩壊しました。
●それらの事に不満を感じたり、口にすると民族主義者として処刑されました。
●自宅でシャワーを作る事も許されず綺麗な暮らしは禁止されました。
●世界で他の民族は、いろんな意味で前に進みましたが、ウイグル族は後に進みました。
●1978年以降に少しだけ政策が変わり開放され、とにかく金を稼いで子供を育てるのに必死でした。
●それ以来、数年頑張って困難を乗り越え、中国の中の17代富豪の7番目に立ちました。
●それから私はあちこちに学校を作り、奨学金を与えあらゆる手段でウイグル文化を向上させようとしました。
●しかし結果は力が足りませんでした。
●それからは政治の世界に入らなくてはいけないと思い、入りました。
●入れた理由は、現地では私が金持ちで有名だったからです。
●それに中央アジアでも有名だった影響もありました。
●私は金だけで教育し与えると救えると思ったが、ダメだったので政治に入りました。
●この事情は北京辺りまでは知られてないと思い、江沢民の前でも「平等の訴え」を演説しました。
●その頃にソ連が崩壊し、親戚の西トルキスタンが独立をしたので、中国は東トルキスタンをも心配になり、逆に体制をキツクしていきました。
●弾圧のエスカレートに人々が我慢の限界が来て、グルジャで1万人のデモが起きました。
●デモの人達は武器を持った人は一人もいませんでしたが中国政府は軍で制圧しました。
●中国政府自らの発表によると銃殺されたのは407人。
 そして、そのデモの参加者だけじゃなく、その友人や家族も処罰の対象にされました。
 報道では行方不明者は8000人。
●私もデモの起こった町に行きましたが、現地の様子を撮影したら逮捕されました。
●私も含め、全員捕まり裸にされ調べられメモなどの取材道具は一切回収されました。
●トラックには若い人達を乗せ次々と公開処刑していきました。
●そして死体をトラックで移動しながら皆に見せ付けていました。
●彼らは弁護士も使えないし、なぜ銃殺されるか質問も出来ずに殺されました。
●さらにひどいのは、自分の子供が2,3人捕まった時に親が叫ぶと、その親をも銃殺しました。
●当時は、この様なボランティア機関もないし国際社会も何もしてくれませんでした。
●これまでのは昔の話とします。
●2003年からはウイグル語が完全に禁止されました。
●しかし、中国の書面には、各民族は自分の文化、言語を使い発展すると書いてます。
●そして、7歳〜16歳の子供を対象に内陸へ行かせ教育させています。
●なぜ私達の子孫が故郷で教育を受けず別の環境で受けるのか?
●人口自然増加をけん制したのです。
●1987年に始めた政策だが、2005年5月に新華社の報道によると、「300万人生まれるハズの子供が生まれないで成功した」と堂々と報道しました。
一人っ子政策の関係です。
●内陸から漢民族が移動して来て、私達の子供を作る事も禁止され、このままだと私達の血が無くなってしまいます。
●もっと細かい話をすると時間も無いし、皆さんも泣いてしまうかもしれないのでやめます。
●2006年、各ウイグルの家族の娘を内陸へ労働させる事を義務づけました。
●50数年弾圧を受けてきたが、娘を行かせるほどひどい弾圧はありません。
●見かけ上、内陸で就職させ収入をよくさせると国際社会を騙す為です。
●なぜ数万人の中国人がウイグル自治区に来ているのに、ウイグル族は内陸へ行くのか?
●政策の条件の中身は、行く女性は16〜25歳で綺麗な女性。しかしのちに綺麗な女性である条件はなくなり、綺麗じゃなくても行けるようになった。
●2006年の政府発表の数字で1年間にカシュガルから内陸へ行った女性は27万人。
●そのあと政府の報道で2007年は120万人を目標と発表。
●堂々と発表されてるのです。
●彼らの発表で900万人のウイグル族から、たった一つのカシュガルトから27万人となると、私らは消滅してしまうのではないか。
●それから向日3ヶ月間徹底した取り締まりをした。
 多彩の民族意識、政府に不満を感じた人には徹底して脅しで沈めた。
●女性の移動、子供を内陸へ、一人っ子政策の巻き込み、これでもひどいがもっとひどいことに、ウイグル地区で核実験が40回以上も行われている。
●実験の場所はすぐ近くに人が住んでる場所で、多くの人も死に病気になり生まれる子供にも奇形が多く見られた。
●しかし、当然ながら中国政府は無視。
●政府自らの発表では70万人の死者がでた。
●ウイグル地区は唯一、中国に死刑を与える場所です。
●ちょっとした不満や民族意識をするとテロ呼ばわりをします。
●例でいえば、2004年の1月〜8月の間で22の政治組織55人に死刑を実行しました。
●政府自らの発表ですが、実際はもっと多い。
●外国のラジオを聞くのも犯罪、自分らの文化や書物を見るのも犯罪、歴史文化を見るのも犯罪扱い。
●ある日本人博士も調査にきて現在、監獄にいます。
●政府への不満はそのまま口に出来ないが、ちょっとした民主的な文章を書いた作家も13年の実刑を受け監獄にいます。
●またウイグル族同志でそれらの被害者の話をしても罪にされる。
●捕まった人達は全員にテロリストのレッテルを貼り、どんな処罰をするか好き勝手言い、弁護もなければ質問も出来ません。
●私の話ですが、私は金も地位も持ってました。中国に反発しなければ、私はウイグル代表としてトップの席にいれたかもしれないが、反発して何もかも失いました。
●逮捕されてから6年間は監獄にいましたが、民主は世に存在しないと思いましたが、この期間に出会い希望を取り戻しました。
●6年間全ての話をすると大変なのですが、内2年間は何も無い真っ暗な部屋で過ごしました。
●私を監獄から出しアメリカに助けられた時に中国政府は言いました。
●「こちらに貴方の子供5人と財産が残ってるよ、アメリカでココの状況を話すなよ」と脅しました。
●しかし、あれだけ悲惨な人達を見過ごし黙ってる事ができませんでした。
●結局、国際社会に訴えました。
●結果、子供のうち2人はそれぞれ9年と7年の監獄行きの実刑が下された。
●他の3人の孫は、共産党の監視の元で暮らしてます。
●私はそれに屈することなく国際社会に訴えました。
●北京五輪に向け今年の5月からは、ウイグル族のパスポートの回収を実施してます。
●私達の大切な娘達を強制に連れて行き、銃殺もしても今の所はだれも助けてはくれません。
●中国はウイグルを消滅させようとしています。
●国際社会はまだ何もしてくれません。
●私達の祖国は資源が豊富で、中国から略奪されてます。
●資源を略奪してもまだなお、私達を迫害しイヤがってます。
●ウイグルに生まれた事を罪とされ、好きな教育もできないで、石油やガスを内陸に運ぶ仕事も私達の子孫はできません。
●田舎の農民の土地も、内陸から来た中国人に取られてしまいます。
●私はこの状況の話を、2人に出会ったら2人、10人に出会ったら10人に訴えます。
●これで国際社会が動くと願っています。
●国際社会が私達の行ってる事に関心を持ち始めた証拠に、今わたしはココで演説を行う事が出来てます。
●日本に来た理由はウイグルと日本との親しみを感じる歴史観が有るからです。
●私のイメージで日本はアジアで唯一、民主の強い国、唯一民主の進んでる国です。
●今回の私の話を日本の国民、行政に知ってもらいたい。
●日本の行政が中国へ圧力をかけてほしい。
●今でもたくさんの対応をいただいてる事は感謝します。
●日本がアジアの民主問題を何とかしなくてはと考えます。
●この21世紀に人権問題はアメリカ、ヨーロッパでも重視しています。
●日本が中国への圧力をかけてほしい。私達を助けてほしい。
●ありがとうございました。

    講演はこれで終わりまして、次に会場の参加者から彼女への質問
    コーナーが始まった。少し内容を記載します。

Q 人権活動をしてるウイグル族の人は他にいますか?
 
●世界ウイグル会議という機関がドイツに有ります。そのリーダーを私が勤めてます。 ウイグルの人権活動をしてるウイグル族を中国はテロだと訴え、活動同志にはブラックリストとして各国に強制送還を要請します。
各国の入国の際には必ず中国大使館通しますが、その時に中国は入国拒否を要請しますが、常識ある世界は私を入国させてくれます。


Q ウイグル自治区という呼び方は誰がつけましたか?

●中国が自分らで発展させて治めますという意味から中国側がつけました。
自治区とは名ばかりで完全な嘘です。


Q ウイグル族と同じ運命のチベットとの連携は考えてますか?

●ウイグルは私がリーダー、チベットはダライラマがリーダー。モンゴルは中国との同志化が早く進み少し特殊なのですが、3者で協力する為にモンゴルにもリーダー格の人が必要です。


Q インターネットなどでの対策は考えてますか?

●すでに実行しています。ドイツの世界ウイグル会議では日本語版も立ち上げました。是非「ウイグル世界会議」で検索して見て下さい。


  最後に彼女からのメッセージです

  これほどの方々に集まっていただき私の話を聞いて下さってとても感謝しています。
  独裁政権の下で弾圧を受けてる私達の仲間に関心を持っていただきたいのと、皆様の幸福を祈っています。
  最後に、これほどの皆さんを育てた日本の国、そしてこの様なすばらしい通訳を育てた日本の国に感謝いたします。


   これで講演会は終了しました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理人コメント:大阪在住のkina氏が、大阪で開催されたラビアさんの講演会に参加し、詳細なレポートを発表してくださいました。通訳つきである程度メモする余裕があるとはいえ、ラビアさんの話を全て書き取ったというのだから脱帽です。字数をカウントして見たら5千字を超えていました。今後ともkinaさんのご活躍を期待しています。

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