信じられない!時代遅れの宗教弾圧

 

 中国共産党によるチベット人やウイグル人への露骨な弾圧は周知のことだが、9月9日の大紀元時報の記事には開いた口が塞がらない。人類の歴史の中で特定の宗教や文化が弾圧されたり破壊された例は数多い。しかし21世紀を迎えた今日でもいまだにこのような時代錯誤な弾圧が行われているとは、日頃中共と手厳しく批判している私でさえ予想だにしなかった。

 わが国も捏造された歴史を強制されたり、友好国(台湾)との交流を妨害されたり、海底資源を掠め取られたり、毒食品を送り込まれたり、汚染された空気や大型くらげを送り込まれたり、知的所有権を侵害されたりとあの国には随分いたぶられているが、東トルキスタンの人々が受けている耐え難い迫害を思うと、自分が中国共産党支配領域内に生まれなかったことを神に感謝すると共に、現在でも中国共産党による想像を絶する過酷な弾圧を受けている善良な市民を一日も早く自由にしてあげたいという気持ちを強くした次第である。

以下、大紀元時報の記事を転載しよう。

 

中国当局、断食月妨害でウイグル族同化政策強化

 【大紀元日本9月9日】今年もイスラムのラマダンが始まった。中国当局はウイグル族の人々が信仰するイスラム教の一大行事であるラマダンを妨害するため、様々な強制措置を執っている。

 中国北西部の新疆ウイグル自治区のウイグル族の人々はイスラム教に従い、ヒジュラ暦の9月であるラマダンの一ヶ月の間、夜明けから日没まで断食する。

 通常、イスラム系飲食店はラマダンの日中には店を閉める。しかし中国当局はこれらの飲食店に対し、ラマダン期間中も日中に閉店しないとの内容の誓約書への署名を強制し、それに従わない者を「違反者」と断定し、営業停止に追い込む。その理由は、「昼間に飲食店が営業していないと投資の誘致に影響する」というもので、中国当局は、地元のウイグル族の人々の生活習慣よりも自らの利権につながる思惑を優先させている。

 海外の「世界ウイグル族大会」のスポークスマン、ディリシャティ氏によると、すでに10数軒の飲食店が「違反」を理由として6ヶ月間の営業禁止を命じられている。同氏は、「いまの状況では、ウイグル族の人々は誰もが『違法に宗教活動に参加』の罪状で逮捕される可能性がある」と指摘した。

 中国当局はまた、イスラム教徒の宗教行為にも妨害を行っている。

 アクス地区では、中国当局は全てのモスクに監視体制を敷き、大音量スピーカーでアザーン(信者に祈祷を呼びかける声)や説教を放送することを禁じたり、イスラム教の男性信者の特徴である長いひげを剃り落とすように命じたり、女性信者がかぶるスカーフやベールをはずさせるなど、さまざまな強制措置を講じている。そして政権の幹部、教師、学生、国営企業の従業員と農民に対し、ラマダン時の宗教行為である断食の禁止通告を出している。

 ディリシャティ氏は、中国当局のこれらの措置の目的は、ウイグル族の民族意識を喪失させ、中国共産党のイデオロギーに同化させるためであると指摘、「中国当局の暴力の統治手段と圧制は、現地の民衆の更なる反抗を招くだけだ」と述べ、同地区の今後の情勢を憂慮した。

 8月の五輪開催期間中に、新疆では、ウイグル族による警官襲撃事件が多発していた。


 

 

  

 


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