中国共産党政権下での日中友好は絶対にありえない

 今年(2002年)は日中国交樹立30周年である。それで様々な記念行事が行われるという。私はこの種の行事に全く興味がないし、全く関わりたくもない。そもそも日本と中国の間には漢の武帝の時代(西暦前1世紀)より2千年以上の交流の歴史があるのである。そこまで昔にさかのぼらなくても1871年には日清修好条規が結ばれているし、中華民国とも関係があった。なぜ日本にとって最も交流の歴史が長い国であるはずの中国と30周年を祝わなければならないのか全く持って不可解である。

 しかも今の中華人民共和国は冷戦がとっくに崩壊した現在において世界唯一の帝国主義国家であり、時代遅れの共産党一党独裁国家であり、世界に名だたる残虐非人道犯罪国家である。このような国と記念行事を行うことは悪魔の残虐行為を正当化し、加担することを意味し、正義、人道、倫理の道に外れる行為である。

 それでもまあ中華人民共和国(実態は中華人民虐殺帝国とでも言ったほうが正しいと思うが)は世界約170カ国と外交関係を樹立し、国連安保理の常任理事国であり、NPT(核拡散防止条約)によって核兵器の保有を正式に認められ、OECD(経済協力開発機構)のオブサーバーになるなど、国際的にその地位を認められている国家でもある。また、経済的な関係においては今や日本と中国との関係は切っても切り離せないものとなっている。今日本で売られているあらゆる製品の多くが中国製である。典型的なのが衣類である。私が今来ている服などほとんど全て中国製である。中国を訪れる日本人観光客の数は150万人を超え、中国に留学する学生も非常に多い。また中国から日本への留学生も3万人を超え、日本にいる外国人留学生の半分を占めている。日本では中国語は英語の次に人気のある外国語であり、中国で日本語は英語の次に人気のある外国語である。これだけ関係の深い国なのであることを考えれば、この国との友好記念行事を行うことはなんら不思議なことではないかもしれない。このことを考えるには現実の日中関係の本質的な部分を良く考えてみる必要がある。

 私が日本や中国にいる中国人と接してみてはっきりと確信したことは、日本人と中国人が仲良くすることは決して難しいことではないということだ。日本人と中国人を比較した本なんかを読むと、両者がいかにかけ離れていて理解しあうのがほとんど不可能に近いようなことを様々な具体例を挙げて述べられている。しかしこの手の本にはある共通した特徴があり、欠点がある。これらの本は日本と中国のことしか比較しておらず、日本と中国だけで世界が完結している。実際には世界中には200近い国々が存在しそれぞれの独自の文化を育んでいる。もし、中国人と仲良くするのは無理だと実感した日本人がいれば、ぜひインド人やアラブ人やアフリカの人と仲良くしてみてほしい。そもそも日本人同士、中国人同士、アメリカ人同士、タイ人同士にしたって仲良くできない人はおおいのではないか。そう考えれば日本人と中国人が仲良くすることだって、特別難しいことではないはずである。

 ただし、上の段落で述べたことは個人レベルでの話である。日本国と中華人民共和国との関係になると全然話は別となってくる。日本人と中国人は同じアジア人である。したがってアメリカ人なんかと比べれば似たような文化、思考、価値観を持っているはずである。しかし国家レベルで考えれば日本国は民主主義国家であり、中華人民共和国は共産党一党独裁国家である。国家レベルで考えれば同じ民主主義国家であるアメリカ合衆国との方がはるかに共通の価値観を持ち互いに理解しあいやすい。ここに根本的な問題がある。

 しかも現実の日中関係を見てほしい。中華人民共和国の政治家は必ずといっていいほど五十何年も前の戦争の話を持ち出す。「過去を忘れてはならない」これは江沢民の口癖である。江沢民は日本人と会うと戦争の話しかしない。それ以外に能がない。この30年間の日中関係を見るとひたすら日本の首相はひたすら謝罪に謝罪を繰り返し、サラリーマンが汗水流して働いて稼いで収めた税金を湯水のように中華人民共和国に奉納している。にも関わらず、日本がどんなに謝罪しようと中国共産党は謝罪が不十分だとか、正式な謝罪をしていないとか、侵略の歴史を美化しているだの過去を正当化しているだの全く根拠のない言動を繰り返し、中国の国民に宣伝している。そのため多くの中国人が、日本は全然謝罪や反省をいていないと思っている。さらに恐ろしいことは日本が膨大な資金を投じて中国に援助し、中国の発展に貢献してきたことを中国共産党は全く国民に伝えない。日本が毎年多額の援助をしていることを中国人は知らない。日本は90年代に入ってから世界最大の援助国となり、日本から援助を受けている国は多岐にわたっている。しかし中国共産党は破廉恥極まりないことに、そのことについて全く感謝などせず、国民に伝えもしない。これほど破廉恥な国は中華人民共和国だけである。何かをしてもらったら御礼をするというのは人間の常識であり、最低限の礼儀である。もしも中国共産党が日本が甚だしく日本を憎悪するのであれば、そのような国からは援助をもらうべきではない。金だけちゃっかり膨大にもらっておきながら、感謝もしないで五十何年も前のことで批判するなど本当に破廉恥である。こういうやつらは人間としての最低限の常識を持ち合わしておらず、もはや人間にあたらない。豚である。江沢民などは典型的な豚である。現実的な話になるが江沢民の顔はまさ豚そのものであり、人間の顔とは言えない。

  さらに恐ろしいことに、中国共産党は反日洗脳教育を様々な方法で13億の国民に行っている。これについてはほか項で詳しく述べるが、小学校1年生の子供から、中学、高校にいたるまですさまじいばかりの反日教育を行っている。中国は4千年の歴史を誇る国であるが、にも関わらず中華人民共和国で教えられる歴史教育では抗日戦争の比重が異常なまでに高い。それほどまでに、中国にとって日本は超大国なのか?それとも所詮中国というのは日本が超大国に見えるほどの小国なのか。それはともかく反日洗脳教育は単に歴史教育だけではなく道徳や、小学校1年生の国語の授業にまで及んでいるという徹底振りである。これらの教育は明らかに知識や事実を教える教育ではなく、はじめから日本に対する悪感情を抱かせるためのもであり、こういうものは教育とはいえない。洗脳という言葉がふさわしい。

 テレビでは抗日戦争をテーマにした映画やドラマが頻繁に放送される。これらは映画としてはおそろしく幼稚で水準の低いものばかりである。反日洗脳映画に登場する日本人は「めし、はい、バカヤロー!」の3つしか言葉を発しないという。そしてひたすら人を殺すか食べ物を奪い去るか女をおかすかしかやらない。しかもどの日本人もひげをはやし、不潔で下品な容貌をしている。その一方で毛沢東役などは男前の役者が演じる。まるで子供向けのアニメのような単純さである。しかしこれが一応大人向けに作られ、放送されているわけだから、この国の文明度の低さがよくわかる。

 なぜこれほどまでに激しい反日洗脳教育を行わなければならないのだろうか。理由はきわめて単純である。そもそも中国共産党の幹部は豚のような脳みそしかないから、複雑な事情を抱えているわけはない。毛沢東といい、江沢民といい、中国共産党の権力者は豚程度の脳みそしか持ち合わせていない。本当に生物学的に見て彼らの行動は哺乳類の霊長類のヒトに属するとは思えないほどである。話がそれたが、中国共産党は今までにさまざまな残虐非道の限り尽くしてきて、たくさんの中国人が苦しめられ、現在においても苦しめられているのは周知の事実である。文化大革命終結からまだ26年しか経っていない。多くの中国人にとってあの地獄の日々はつい昨日のことのように覚えているはずである。抗日戦争でもひどい目にあった中国人は多いであろうが、その後に彼らが経験した30年に及ぶ想像を絶する苦しみはそれ以前の日本との戦争の記憶を消し去るに充分なものである。しかし中国共産党にとって抗日戦争の記憶を忘れ去られては困るのである。今まで何一つとしてよいことをせず、それどころか悪逆非道の限りを尽くしてきた中国共産党にとって、政権の正当性を保つためには日本を悪者扱いにしなくてはならない。そうでもしなければ批判の矛先がすべて中国共産党に向いてしまうからだ。中国人が日本を好きになってしまっては困るのだ。実際には現在の日本ほど中国にとって良心的な国などほかにないであろう。金は湯水のようにたくさんくれるし、たくさん投資はしてくれるし、たくさんの人が遊びに来てくれるし、日本のアニメやドラマなどの大衆文化は多くの中国の若者にとって憧れの対象となっている。改革開放がすすむとどうしても日本のいいところがたくさん入ってくる。これを食い止めることは不可能である。しかし中国共産党にとって、中国人が「日本っていい国なんだ。すばらしい国なんだ」などと思われては大変である。それでは共産党一党独裁政権が維持できなくなる。しかし事情は中国共産党にとっては望ましくない方向に進んでいる。中国人の対日感情は複雑で人それぞれ千差万別で一概になんとも言えない部分があるのだが、今や若者を中心に日本好き中国人が増えつつある。これは中国共産党にとって危機的な状況である。豚皇帝江沢民はそうとう焦っているに違いない。なんとしてもこの動きを食い止めなければならない。こうやってますます反日洗脳教育が濃くなっていくのである。

 お分かりいただけたろう。常識的に考えてこのような国の政府とまともな友好関係が成り立つわけはない。何をどうあがいても不可能である。1+1は絶対に2であるし、太陽は絶対に西から昇らない。それと同じように共産党政権と友好関係を保つことは絶対に不可能である。この30年間日本は中国のために様々なことを行ってきたが、中国が日本にしてくれたことといえば上野動物園にパンダを送ってくれたことと、絶滅寸前のトキの繁殖のために中国のトキを送ってくれたことぐらいしかない。現在の状況下で日本人が日中友好のために努力することは、例えて言えば、地雷が次々と埋められていく地域において、莫大な時間と資金と労力をかけて少しずつ地雷を撤去し行くようなものである。優先順位からすれば地雷埋設をやめさせることのほうが先決だ。日中友好も同じで、中国との友好を本当に望むなら、まずは中国共産党を打倒することのほうが先決である。

 

 




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